日本、世界との差痛感 課題だらけ5戦全敗―ハンドボール〔五輪〕

AI要約

後半10分すぎ。会場に「ジャパン」コールが湧き起こる。スウェーデンに序盤から力負けし、日本が追う差は10点以上。

既に敗退が決まり、判官びいきの声援まで飛ぶ完敗に、オルテガ監督は「士気が落ちていた。でも選手は一生懸命だった」と振り返った。

世界との差を痛感する5戦全敗だった。守備に波があり、簡単にマークがずれて失点を重ねた。攻撃でも思い切りが足りなくなる。

 後半10分すぎ。

 会場に「ジャパン」コールが湧き起こる。スウェーデンに序盤から力負けし、日本が追う差は10点以上。既に敗退が決まり、判官びいきの声援まで飛ぶ完敗に、オルテガ監督は「士気が落ちていた。でも選手は一生懸命だった」と振り返った。

 世界との差を痛感する5戦全敗だった。守備に波があり、簡単にマークがずれて失点を重ねた。攻撃でも思い切りが足りなくなる。司令塔の安平は「一本のミスでも負ける。一人一人が大切にして戦わないといけない」と悔しがった。

 そもそもが9大会ぶりの自力出場。国際経験に乏しいことを考えれば、初戦のクロアチア戦など本場の欧州勢と渡り合えたことは収穫か。フランスのクラブに所属する吉田は「これで満足せず、いかに勝ち切るか。大きな大会で慣れていくことが大事」。世界の舞台で得た課題は、今後の糧になる。