「銅メダルが見たい」の約束完遂、20歳バースデーのリザーブ木原美悠の献身サポートに早田ひなが感謝 自身も東京五輪は補欠 卓球女子シングルス【パリ五輪】

AI要約

日本の卓球女子シングルス選手、早田ひなが3位決定戦で韓国の選手に4-2で勝利し、銅メダルを獲得した。

負傷を抱えながらも痛み止めの注射を打ち、涙するほどの喜びを表した早田。木原美悠への感謝も口にした。

リザーブ経験から学んだことを活かして、感謝の気持ちを持ちながらメダルを獲得した早田。

「銅メダルが見たい」の約束完遂、20歳バースデーのリザーブ木原美悠の献身サポートに早田ひなが感謝 自身も東京五輪は補欠 卓球女子シングルス【パリ五輪】

 ◆パリ五輪・卓球女子シングルス(3日、パリ南アリーナ)

 3位決定戦で日本のエース早田ひな(日本生命)=北九州市出身=が第4シードの申裕斌(韓国)と対戦し、死力を尽くして4―2で制して銅メダルを獲得した。

 負傷を抱えた利き手の左前腕に痛々しいテーピング。試合前には痛み止めの注射を打って挑み、日本のエースが勝ちきり、コートに座り込んで涙があふれて止まらなかった。前回東京大会の伊藤美誠に続き、この種目の日本勢として2大会連続のメダルとなった。

 早田はリザーブの木原美悠(木下グループ)への感謝を口にした。「木原選手がこうできることをいろいろ励ましてくれた。練習の中で、関西弁のノリで『もこれできるんちゃう』『ええやん』みたいな感じで、すごく褒めたたえてくれた。私にとっては木原選手の存在があってほんとに良かったなと思います」と話した。試合前練習時。左手首の負傷でできるプレーが限られた中で、可能なものをポジティブな言葉で励ましてくれたという。

 自身も東京五輪ではリザーブだった。伊藤美誠らメダルを獲得していく仲間の練習相手や球拾いや応援などできることは何でもやった。その心中も痛いほどわかっている。この日は木原の20歳の誕生日でもあり「銅メダルが見たい」と励まされていた。「リザーブの難しさや人の気持ちを考えて行動する難しさを私は東京オリンピックの時に経験した。こうやってあの銅メダルを獲得できて、見せられることが本当にうれしい」と笑顔を見せた。

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