柔道・素根輝、再び左ひざ負傷し棄権 監督「本人は涙を流している」

AI要約

柔道女子78キロ超級で連覇を目指す素根輝が左ひざの負傷により敗者復活戦を棄権した。

素根は過去に左ひざの手術を受けており、再び負傷した経緯がある。

増地監督はケガの多さを残念に思い、自らの責任を感じているとコメントした。

柔道・素根輝、再び左ひざ負傷し棄権 監督「本人は涙を流している」

 柔道女子78キロ超級で連覇を目指した素根輝(24)は、準々決勝でカイラ・オズデミル(トルコ)に延長戦の末に優勢負け。この試合で負傷し、敗者復活戦を棄権した。

 女子代表の増地克之監督によると、負傷したのは左ひざ。「本人は落ち込んでいる。試合に出られない悔しさで涙を流している」と話した。

 素根は2022年3月に左ひざの手術をし、復帰に半年かかった。23年世界選手権を制したが、今年4月のアジア選手権で再び左ひざを負傷。五輪出場権獲得のため5月にもケガをおして国際大会に出場していた。

 今大会、女子の日本勢はメダル2個(金1銅1)と過去ワーストを更新。増地監督は「ケガをしている選手が非常に多かったのが残念。私の責任だ」と話した。(塩谷耕吾)