大リーグ公式サイト「菊池雄星の獲得でアストロズの8年連続リーグ優勝決定シリーズ進出の可能性アップした」

AI要約

アストロズは菊池雄星投手を獲得し、パワーランキングで先月から2ランクアップした。

菊池は背番号「16」で新天地での初登板を迎えることになった。

アストロズが菊池を獲得した理由やトレードの影響、課題についての評価が示された。

大リーグ公式サイト「菊池雄星の獲得でアストロズの8年連続リーグ優勝決定シリーズ進出の可能性アップした」

 大リーグ公式サイトは31日(日本時間1日)、毎月恒例の全30球団パワーランキングを発表。ブルージェイズから菊池雄星投手(33)をトレード獲得した影響で、アストロズは先月から2ランクアップの8位となった。

 菊池は同日に本拠地のヒューストンで入団会見。背番号はブルージェイズ時代と同じ「16」で、新天地での初登板は2日(同3日)に行われる地元でのレイズ戦に決まった。

 同サイトは「アストロズは菊池雄星を獲得するために多くの見返りを差し出したが、責められない。シーズン終盤の反撃に先発ローテ強化は必要だった。誰も7年連続リーグ優勝決定シリーズ進出を途切れさせる責任を負いたくないし、今回のトレードで8年連続の可能性はアップした」と評価した。

 また、同サイトは「(7月末の)トレード期限までに最もインパクトがあった12のトレード」を独自選出。菊池の移籍も選ばれ、「菊池の防御率4・75は彼の実力と大きく異なっている。昨季はクオリティーが高い防御率3・86をマーク。チームが彼にどんな価値を見いだしているのかを知るのは難しくない。豪腕で、投球データ上でも好調時の直球は悠々と平均点を上回る」と称賛した。

 一方、問題点としても「今季は開幕10試合が防御率2・64に対し、直近12試合は防御率6・87」「被ハードヒット率は下位8%で、アストロズの本拠地球場ミニッツメイドパークは狭くて打者有利」と指摘した。

 さらに「アストロズが菊池を必要とした理由は簡単だ。度重なる故障により、原則的に先発3人ローテ(ブランコ、バルデス、ブラウン)を組んでいた。そのせいでアリゲッティにも必要以上に負担が掛かっていた。バーランダーは復帰間近とされるが、(コロナ禍の20年を除く)7季連続地区優勝を運任せにするわけにはいかず、先発投手の獲得はマストだった」とした。

(写真はAP)