「これはサッカー本来の姿ではない」 日本が泣いた判定、海外実況すら困惑「国際的になにかする必要ある」

AI要約

日本はサッカー男子の準々決勝でスペインに0-3で敗れ、準決勝進出を逃した。

試合中に細谷真大のオフサイド判定による得点取り消しで場内は大ブーイングとなり、海外の英語実況も混乱を覚えた。

VARの運用に対する疑問やサッカーの本来の姿に関する議論も広がっている。

「これはサッカー本来の姿ではない」 日本が泣いた判定、海外実況すら困惑「国際的になにかする必要ある」

 パリ五輪は2日、サッカー男子の準々決勝で日本がスペインと対戦。0-3で敗れ、準決勝に進めなかった。0-1の前半、FW細谷真大がゴールネットを揺らして同点に追いついたかと思われたが、VAR介入後にオフサイド判定で得点が取り消された。海外の英語実況も「これはサッカーの本来の姿ではない」と苦言を呈している。

 1点を追いかける日本は、ゴール前でボールを受けた細谷が見事なシュートでゴールネットを揺らした。しかし、その後レフェリーはマイクを通じて得点が取り消しとなったことを伝えた。場内は大ブーイング。リプレーでは細谷の右足がほんのわずかにオフサイドラインを越えているようにも見えるが、相手を背にしていることもあり、ネット上でも困惑の声が広がった。

 確認のために試合が中断している間、海外の英語実況も「ファウルがあったか?」「人間の目では明らかな間違いは見られなかった」と混乱。オフサイドが告げられると、「非常にギリギリの判定です。システムレフェリーは裸眼でそれを見ることが可能でしょうか?」と疑問を投げかけた。

 さらに「これがルールであるなら、ゴールを取り消さなければいけません。しかし、いまやオフサイドをもう少し攻撃側に有利になるよう、国際的に何かをする必要があると思います。VARのもとでは、審判が常にゴールを無効化する方法を探そうとするのではと心配になります。それはサッカーの本来の姿ではありません」と苦言を呈した。