カブス今永昇太、逆転弾浴び9勝目スルリ…それでもチームは逆転サヨナラ勝ちで今永の先発試合は16勝4敗

AI要約

カブスの今永昇太投手は10安打を許しながらも7三振を奪うものの、4失点を喫し3敗目を免れる。鈴木誠也外野手が16号ソロホームランを放ち、今永が登板した試合での勝利率は16勝4敗。カウンセル監督は試合後、劇的な勝利に喜びを示し、試合の要点を分析した。

カブス今永昇太、逆転弾浴び9勝目スルリ…それでもチームは逆転サヨナラ勝ちで今永の先発試合は16勝4敗

◇1日(日本時間2日)MLB カブス5―4カージナルス(シカゴ)

 カブスの今永昇太投手(30)は地元のカージナルス戦に先発。今季ワーストにあと「1」と迫る10安打を許すなど6回3分の2を4失点、無四球で7三振を奪った。試合はカブスが9回に逆転サヨナラ勝ちし、今永は3敗目(8勝)を免れた。

 鈴木誠也外野手(29)は、6回にいったんは勝ち越しの16号ソロを放つなど4打数2安打、1打点だった。

 終盤に粘り切れなかった。1点リードの7回は、シアニを内角直球で詰まらせながらもフラフラと上がった打球が左中間にポトリ。その直後、メジャー2年間で9本塁打の1番打者・ウィンに内角高めの147キロ直球を低い弾道のライナーで左翼フェンスオーバーされ、逆転2ランを喫した。

 救いはもちろんチームが勝ったことだ。これで今永が登板した試合でカブスは16勝4敗。それ以外の先発投手時は37勝54敗の借金「17」となっている。

 一方、試合前の防御率2・95はメジャー12位、リーグ5位(最低90イニング)だったが、試合後は3・09と7月3日以来の3点台に後退。メジャー全体で12位は変わらず、リーグ6位となった。

 試合後のカウンセル監督は、劇的勝利に上機嫌だった。地元中継局マーキーSNによれば、米メディアから「ショータ?」と振られた指揮官は「おいおい、1語で質問か?」と笑いつつ、「1球の失投でやられた。すごくいい投球だったし、制球も本当によかったが、シアニに詰まった当たりで内野の頭を越され、ウィンには甘く入ったところにいいスイングをされた」と分析した。