チェルシーとアストン・ヴィラがルカク売却でクラブ間合意も…本人がナポリ行き熱望で交渉は破談か

AI要約

プレミアリーグのチェルシーが、ベルギー代表FWロメル・ルカクの売却に向けアストン・ヴィラと合意したものの、同選手が移籍を拒否したようだ。

現在31歳のルカクは、チェルシーや他クラブを経てナポリへの移籍を熱望し、個人的な条件についても重要視しているようだ。

移籍金の条件でクラブ間合意に至ったアストン・ヴィラだが、ルカクは同クラブへの加入を強く拒否し、再会を希望するコンテ監督率いるナポリ行きを希望している様子。

チェルシーとアストン・ヴィラがルカク売却でクラブ間合意も…本人がナポリ行き熱望で交渉は破談か

 プレミアリーグのチェルシーが、ベルギー代表FWロメル・ルカクの売却に向けアストン・ヴィラと合意したものの、同選手が移籍を拒否したようだ。8月1日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が、イタリア紙『イル・マティーノ』の報道を引用して伝えている。

 現在31歳のルカクは、2009年にアンデルレヒトでプロデビュー。2009-2010シーズンには史上最年少となる16歳10カ月でジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)の得点王に輝き、2011年8月にチェルシーへ加入した。しかし、出場機会の問題や指揮官との対立により、ウェスト・ブロムウィッチとエヴァートンへのレンタル移籍を決断。2014年7月にはエヴァートンに完全移籍で加わり、2017年7月にマンチェスター・ユナイテッドへと移籍した。2019年8月にはセリエAのインテルに加入し、2年後にはチェルシーに完全移籍で復帰。その後は、レンタル移籍によりインテルとローマでプレーした。

 2023-2024シーズンは、ローマで公式戦47試合出場21ゴール4アシストを記録したルカク。セリエAで抜群の存在感を放った同選手だが、所属元のチェルシーは今夏での売却を希望していると伝えられており、3700万ポンド(約70億円)に設定された移籍金の回収を目指しているようだ。

 そんななか、ルカクの獲得を狙うアストン・ヴィラがチェルシーと移籍金の条件でクラブ間合意に至った模様。しかし、同メディアによると選手本人がアストン・ヴィラへの加入を強く拒否し、個人的な条件についての交渉すらも拒んだという。

 また、ルカクはアントニオ・コンテ監督との再会を望んでいるため、ナポリ行きを熱望している様子。一部メディアは同選手が大幅な減給に応じたことで、ナポリと個人合意に達したと報道しているが、移籍金についてはクラブ間での交渉中と見られている。果たしてベルギー代表ストライカーの願いは叶うのだろうか。