【葉月のヒロイン~8月の注目レーサー~】蜂須瑞生 メンタル面の変化で成績安定「6着でも…」

AI要約

蜂須瑞生(33)群馬支部114期は勝率の向上やA級キープを達成し、福岡PG1レディースチャンピオンに初出場を果たす。アドバイスを受けて調整方法を改善し、メンタル面でも落ち着きを持ったレースを心掛けている。

今後の目標や出走予定については、大きな目標は持たず、納得のいくレースを目指す姿勢を示している。福岡レディースチャンピオンへ向けてもペースを崩さず調整に取り組み、静かに闘志を燃やしている。

また、蜂須瑞生は1991年6月9日生まれの群馬支部114期生であり、群馬県出身。これまで8優出1Vを記録し、松尾拓、村松修二、中村桃佳、倉持莉々、羽野直也らと同期である。

【葉月のヒロイン~8月の注目レーサー~】蜂須瑞生 メンタル面の変化で成績安定「6着でも…」

◇蜂須瑞生(33)群馬支部114期

 2024年前期には自己最高勝率となる5・59を記録。また後期適用勝率も5・46として2期連続でA級をキープ中。さらに8月の福岡PG1レディースチャンピオン初出場も決めた。

「最近はいいエンジンを引けることが多かった。いいエンジンを壊さずに調整できるようになってきているのが結果につながっていると思います」と好調の要因を分析する。「前まではダメだったらバタバタしていたのですが、ダメだったら戻すというのを学びました。松本晶恵さん、桜本あゆみさんなどにアドバイスをいただいてダメだったら戻す。そこからまた違う調整をして機力をアップさせる、ということに気付くことができました」と同支部の先輩レーサーのアドバイスをしっかりと生かしている。

 メンタル面にも変化が表れている。「前までは『勝ちたい勝ちたい』と思っていたのですが、自分は落ち着かないとダメだというのが分かってきました。あまり力を入れずリラックスしてレースに臨んでいます。6着でも死ぬわけではないので(笑い)」。落ち着いてレースができていることもA級キープ、勝率アップの要因だろう。

 今後について「大きな目標などはないです。自分の納得のいくレースをしたいという気持ちを持っています。最近は優出できるようになって今は欲が出て優勝したいという気持ちも出てきています」と、しっかり足元を見つめて戦っている。

 初G1となる福岡レディースチャンピオンに向けても「今のペースを崩さないようにしたいです。いいレースができるように調整から頑張ります」と静かに闘志を燃やしている。

〈蜂須瑞生 今後の出走予定〉

◇8月7~12日 福岡PG1レディースチャンピオン

◇8月19~24日 浜名湖G3オールレディース

◇8月31日~9月5日 とこなめヴィーナスシリーズ

☆はちす・みずき 1991年6月9日生まれ。群馬支部の114期生。群馬県出身。2014年5月に桐生でデビュー。2015年1月にとこなめで初勝利。2020年12月にまるがめで初優勝。通算8優出1V。同期には松尾拓、村松修二、中村桃佳、倉持莉々、羽野直也ら。