五輪=仲裁裁、カナダの申し立て棄却 女子サッカー勝ち点剥奪で

AI要約

カナダがドローンを使用した妨害行為により、パリ五輪サッカー女子で勝ち点6剥奪の処分を受けたが、スポーツ仲裁裁判所は異議申し立てを棄却。

カナダはニュージーランド代表チームの練習を妨害したとされ、勝ち点剥奪や関係者の処分を受けたが、3試合全勝で決勝トーナメントに進出。

カナダ・サッカー協会は決定に失望し、選手が不当に処分を受けたと主張。

五輪=仲裁裁、カナダの申し立て棄却 女子サッカー勝ち点剥奪で

[パリ 31日 ロイター] - ドローン(無人機)を使った妨害行為によりパリ五輪サッカー女子で勝ち点6剥奪の処分を受けたカナダに関し、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は31日、同サッカー協会と同五輪委員会の異議申し立てを棄却したと発表した。

東京五輪で金メダルを獲得したカナダは、1次リーグA組初戦の対戦相手だったニュージーランド(NZ)代表チームの練習をスタッフが飛ばしたドローンによって妨害したとされている。

これにより、国際サッカー連盟(FIFA)から勝ち点剥奪のほか、ベブ・プリーストマン監督ら関係者がサッカーに関連する活動の1年間禁止処分を受けた。

カナダ・サッカー協会は今回の決定に失望感を示し、「選手が自らの行為ではないことで不必要に処分されるべきではなかったと考えている」と述べた。

カナダは31日のコロンビア戦で1─0と勝利を収め、1次リーグ3戦全勝。勝ち点減点の処分を受けた上でも同3でA組2位に入り、決勝トーナメントに進んだ。