アルピーヌF1、ジャック・ドゥーハンをオコン後任として決定か。WGP5連覇王者の息子がついにF1ドライバーへ?
アルピーヌは2025年にジャック・ドゥーハンをドライバーとして起用する方針を決定
ドゥーハンはアルピーヌの育成プログラムに参加し、過去に数多くのテストを経験
2025年にはF1に3人のルーキードライバーが並ぶ可能性が高まっている
motorsrport.comの調べでは、2025年にアルピーヌはドライバーとしてジャック・ドゥーハンを起用することでほぼ決まりつつあることが分かった。
アルピーヌは2025年のドライバーとして既にピエール・ガスリーと契約を更新。一方でエステバン・オコンの後任は未定となっていた。
チームはフェラーリでのシートを失うカルロス・サインツJr.へオファーを出していたが、サインツJr.は先日ウイリアムズ加入が決定……アルピーヌは他の選択肢を検討することとなった。
そして、アルピーヌは来季のドライバーとして現在はチームのリザーブドライバーを務めるジャック・ドゥーハンを起用することを決めたという情報が、情報筋からもたらされた。
ロードレース世界選手権(MotoGP)の500ccクラス王者のミック・ドゥーハンを父にもつジャック・ドゥーハンとの契約は、まだ締結はされていないと観られているが、手続きは間もなく完了し、F1がサマーブレイクのシャットダウン期間に入る前にも発表される可能性がある。
ドゥーハンはアルピーヌの来季ドライバー候補として名前の挙がる存在だったが、サインツJr.へオファーが出されていたことで、その立場は不透明なモノとなっていた。
もしサインツJr.がアルピーヌ入りを選択していた場合、ドゥーハンのF1昇格への道は閉ざされていただろう。しかしサインツJr.がウイリアムズを選んだことで、ドゥーハンの未来が開かれた。同時に、ドゥーハンがレッドブルの育成を離れ、2022年にアルピーヌの育成プログラムに参加した判断が正しかったと証明する結果にもなったと言える。
アルピーヌとしても、これまでドゥーハンが継続的にF1マシンをドライブして示してきた期待感から、来季のドライバーつぃてふさわしい人物だと考えているようだ。
ドゥーハンはこれまで、アルピーヌから数多くのテスト機会を与えられており、FP1にも合計で6回出走している。また今週も彼はエステバン・オコンの代役として、スパ・フランコルシャンでのピレリタイヤテストへ参加している。
ドゥーハンが2025年のドライバーとして昇格が確定すれば、2025年にはF1のグリッドには3人のルーキーが並ぶことになるかもしれない。ハースはオリバー・ベアマン起用を確定済みで、メルセデスもF2からアンドレア・キミ・アントネッリの昇格を検討している。