「紡ぐ感動 神話となれ」2027年国スポ・障スポ開催地が正式決定!正式種目「日本のひなた宮崎国スポ・障スポ」市町村別実施競技を全掲載

AI要約

2027年の国民スポーツ大会が宮崎県で開催されることが正式に決定された。この決定は、日本スポーツ協会の理事会で全会一致で承認された。

宮崎県では国民スポーツ大会の開催に向けて、正式な準備が始まり、県内全域で様々な競技が実施される予定である。

各地域での競技内容や開催スケジュールも既に決定されており、地元の準備が進められている。2027年の国民スポーツ大会を楽しみにする声も多い。

「紡ぐ感動 神話となれ」2027年国スポ・障スポ開催地が正式決定!正式種目「日本のひなた宮崎国スポ・障スポ」市町村別実施競技を全掲載

日本のスポーツの祭典として長年開催されてきた「国民体育大会」は2024年より「国民スポーツ大会」と名称を改め、佐賀県で初めて開催される。2025年滋賀県、2026年青森県に次いで、2027年は宮崎県での開催が正式に決まった。

7月に東京で開かれた日本スポーツ協会の理事会。2027年の国民スポーツ大会の開催地の決定について議題に上がり、出席理事の全会一致で宮崎開催が正式に決まった。宮崎県での開催は1979年(昭和54年)の「日本のふるさと宮崎国体」以来、48年ぶりとなる。

正式決定を受けて、日本スポーツ協会の遠藤利明会長から宮崎県の河野知事に開催決定書が手渡された。開催日程も正式に決まり、2027年の9月26日から10月6日の11日間で行われる事となった。国スポ閉会後に開催される全国障害者スポーツ大会の宮崎開催も正式決定した。

宮崎県・河野俊嗣知事:スポーツというものが、宮崎にとって、とても大切なものだということを改めて噛みしめながら、この3年間準備をし、それが国スポ・障スポの後にもつながるように大切な3年間を過ごして、そして次につなげていきたい。

地元宮崎では、さっそく県庁に開催決定の懸垂幕が設置された。誘致に向けた動きが出てきたのは10年前。県職員をはじめとする関係者の喜びもひとしおだったようだ。

国スポ・障スポ局が入る建物では、カウントダウンボードに大会までの残り日数、1166日が表示された。このボードは職員の手作り。県の宮崎国スポ・障スポ局広報・県民運動担当の菊川明子さんは、「県の事務局である私たちからやる気を起こして、みんなの気持ちを上げていきたいと思い、手作りにした」と話す。

2027年の国スポ・障スポは宮崎県内全域で様々な競技が実施される。各市町村でどの競技が実施されるのか、各都道府県で合計得点を競う「正式競技」に絞って見ていく。

■県北エリア

延岡市「水泳(オープンウォータースイミング)」

「バレーボール(成年女子)」

「体操(競技・新体操)」

「軟式野球(成年男子)」

「柔道」

「ソフトボール(成年男子)」

門川町「軟式野球(成年男子)」

「ソフトボール(成年男子)」

日向市「バレーボール(ビーチバレーボール)」

「バスケットボール(少年男子・少年女子)」

「軟式野球(成年男子)」

「ソフトボール(少年男子・少年女子)」

美郷町 「バスケットボール(少年女子)」

高千穂町「剣道」

日之影町「なぎなた」

五ヶ瀬町「相撲」

諸塚村、椎葉村では正式競技の実施は無いが、デモンストレーションスポーツとして、諸塚村で「玉入れ」椎葉村で「トレッキング」が開催される。

■県央エリア

実施競技の数が最も多いのが宮崎市。正式競技は37あるが、このうち13の競技が宮崎市で実施される。宮崎市で注目されるのが、床が上下することで水深を変えられる最新鋭のプール。水泳競技が行われる。

ちなみにプールの利用は2025年4月に始まる予定で、私たち一般県民も利用できる。トレーニングルームやクライミングウォールもあるので、楽しみにしている人も多いのではないか。

宮崎市「水泳(競泳・水球・アーティスティックスイミング少年女子)」

「ソフトボール(成年女子)」

「テニス」

「ライフル射撃」

「ハンドボール(少年男子・少年女子)」

「ラグビーフットボール」

「自転車(トラック)」

「空手道」

「ソフトテニス(少年男子・少年女子)」

「ボウリング」

「卓球」

「ゴルフ」

「トライアスロン」

木城町「スポーツクライミング(リード・ボルダー)」

都農町「ホッケー」

川南町「軟式野球(成年男子)」

西都市「サッカー(少年女子)」

「軟式野球(成年男子)」

高鍋町「軟式野球(成年男子)」

「バドミントン」

新富町「サッカー(少年男子)」

「ローイング」

国富町「フェンシング」

綾町 「サッカー(成年男子)」

「ハンドボール(成年男子・成年女子)」

「馬術」

西米良村では正式競技の実施は無いが、デモンストレーションスポーツとして、「ウォーキング」「ミュージックレクリエーション」が開催される。

■県西エリア

都城市では、新しく山之口町に整備される陸上競技場で陸上競技。小林市のウエイトリフティングは、体育施設ではなく小林市文化会館で行われる。

えびの市「ボクシング」

小林市 「バレーボール(少年女子)」

「体操(トランポリン)」

「ウエイトリフティング」

「カヌー(スプリント)」

高原町 「アーチェリー」

都城市 「陸上競技」

「バレーボール(少年男子)」

「バスケットボール(成年男子・成年女子)」

「ソフトテニス(成年男子・成年女子)」

三股町 「銃剣道」

■県南エリア

日南市「バレーボール(成年男子)」

「レスリング」

「セーリング」

「高等学校野球(硬式・軟式)」

串間市「弓道」

「自転車(ロード)」

■県外エリア

熊本県熊本市 「水泳(飛込)」

鹿児島県湧水町「カヌー(スラローム・ワイルドウォーター)」

国スポ・障スポは、県内各地に全国から選手や関係者が訪れる機会になる。2023年の鹿児島国体では、選手や関係者など参加者の人数は、延べ65万3000人。ボランティア登録者は1757人だった。競技役員、運営スタッフ、ボランティアの確保も課題となりそうだ。3年後の開催に向けて、多方面での準備が必要となる。

(テレビ宮崎)