【パリ五輪】女子20km競歩辞退の経緯を日本陸連が説明「慎重に検討した結果」

AI要約

岡田久美子と柳井綾音が女子20km競歩を辞退し、男女混合競歩リレーに専念することになった経緯が、組織から説明された。

判断は出場選手が最良のパフォーマンスを発揮できるように慎重に検討された。

エントリー期限を確認し、20km競歩と男女混合競歩リレーの両方が実現するよう配慮された。

【パリ五輪】女子20km競歩辞退の経緯を日本陸連が説明「慎重に検討した結果」

◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)

パリ五輪・陸上競技の女子20km競歩の岡田久美子(富士通)と柳井綾音(立命大)が同種目を辞退して、男女混合競歩リレーに専念したことについて、日本陸連が改めて経緯を説明した。

日本陸連は「出場選手が実力を発揮し、より高い順位を獲得するために、チーム、コーチ、選手と話し合い、慎重に検討した結果」判断したという。

辞退の判断が陸上競技の開幕直前になったことについては、男女混合競歩リレーに出場する男子選手がケガなどにより出場できない場合、20km競歩にエントリーできなくなる可能性があるため、「2チームがスタートラインに立てる状況をエントリーが認められる期限まで十分に確認した」と説明した。

なお、女子20km競歩のパリ五輪の参加資格を持つのは岡田、柳井、そして藤井菜々子(エディオン)の3名のみ。そのため、岡田・柳井の内定、出場辞退のタイミングにかかわらず、20km競歩での他の日本人選手との入れ替えや追加はないとした。

発表時のリリースにより、経緯を知らなかった一部の人たちから選手に対して誹謗中傷が届き、選手が反応せざる得ない状況にもなっていた。