東京覇者の永瀬貴規、前回銅のマティアス・カスを破り3大会連続の準決勝進出 柔道男子81キロ級【パリ五輪】

AI要約

永瀬貴規がパリ五輪・柔道男子81キロ級で連覇を目指して好調な戦績を収めている。

永瀬は準々決勝で東京五輪の銅メダリストであるベルギーの選手に勝利し、前回の対戦に続き勝利を手にした。

永瀬は五輪3大会連続メダルへ向け、順調な滑り出しを見せている。

東京覇者の永瀬貴規、前回銅のマティアス・カスを破り3大会連続の準決勝進出 柔道男子81キロ級【パリ五輪】

 ◆パリ五輪・柔道男子81キロ級(30日、シャンドマルス・アリーナ)

 連覇を目指す東京五輪覇者の永瀬貴規(旭化成)=長崎市出身=が準々決勝に臨み、東京五輪の銅メダリストで、昨年のドーハ世界選手権で銀メダルを獲得したマティアス・カス(ベルギー)に勝った。2人は東京五輪の同級準決勝でも対戦しており、再び永瀬が勝利を手にした。

 永瀬は初戦となった2回戦でウルグアイ選手に冷静な試合運びを見せた。内股で技ありを奪い、そのまま上四方固めで抑え込んで合わせ技一本勝ちと危なげなかった。

 3回戦はトルコ選手に組み手争いで優勢に立ち、圧力をかけた。粘り強く延長戦で内股で技ありを奪い、優勢勝ちを収めた。

 永瀬は2016年リオデジャネイロ五輪で獲得した銅メダルから続く、日本男子では1996年のアトランタから04年のアテネまで3連覇を成し遂げた野村以来、2人目の五輪3大会連続メダルへ大きく前進した。