ラツィオ、新主将の指名介入疑惑の会長が弁明…選手の満場一致の選択を覆したと報道で

AI要約

ラツィオのクラウディオ・ロティート会長は、新主将の指名に介入疑惑が報じられているが否定。チーム内での対立や不和が報じられ、新指揮官の下でも疑惑が浮上。

バローニ指揮官は主将にザッカーニを選出したが、選手たちはカタルディを選んでおり、不和が生じていると報道。ロティート会長の介入疑惑も指摘されている。

会長は疑惑を否定し、自身が指名に介入していないと弁解。バローニはザッカーニの人選について説明し、慎重に選んだと述べている。

ラツィオ、新主将の指名介入疑惑の会長が弁明…選手の満場一致の選択を覆したと報道で

ラツィオのクラウディオ・ロティート会長は29日、自身に新主将の指名への介入疑惑が報じられていることについて否定した。イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が伝えている。

昨シーズン中からチーム内の対立や指揮官の電撃辞任、鎌田大地との契約延長交渉の破談など、さまざまな騒動が報じられてきたラツィオ。新指揮官マルコ・バローニの下で再出発した今夏も、新たな疑惑が浮上している。

ラツィオでは先日、指揮官のバローニが、新主将にマッティア・ザッカーニを指名することを発表した。だがイタリア紙は、トルコへ移籍した元主将チーロ・インモービレの後継として、選手たちが当初、満場一致で下部組織出身の29歳MFダニーロ・カタルディを選出していたため、ロッカールーム内に不和が生じていることを報道。バローニの選択の背景には、クラブ首脳陣の意向があったと指摘し、ロティート会長による主将指名への介入疑惑が浮上した。

そんな中、ラツィオ会長は、イタリアサッカー連盟(FIGC)の会合に出席すると、バローニの決断に影響を与えたとする自身の疑惑を否定。「私は誰も押し付けていない。ロッカールーム内の動向には立ち入らないようにしている」と弁解した。

なお、バローニは、2021年にヴェローナからラツィオに加入し、今夏から10番を背負う29歳のザッカーニを主将に任命したことについて、「慎重に選んだ。だがこのチームには、多くのカピターノ(主将)がいる。ザッカーニを選んだのは、イタリア代表選手であり、最近、契約を延長していて、才能があるからだ」と説明している。