「やっぱり兄が頑張らないと」金メダルの阿部一二三が妹・詩の思いを背負い五輪連覇達成

AI要約

柔道・男子66キロ級の阿部一二三選手が金メダルを獲得し、連覇を達成しました。

決勝で世界ランク8位のブラジル選手と対戦し、合わせ技一本で勝利を収めました。

阿部選手は妹の敗退にも負けず、精神的な重荷を背負いながら戦い、連覇を果たしました。

「やっぱり兄が頑張らないと」金メダルの阿部一二三が妹・詩の思いを背負い五輪連覇達成

◇パリオリンピック2024 柔道男子66キロ級決勝(大会3日目=日本時間28日 シャンドマルス・アリーナ)

柔道・男子66キロ級の阿部一二三選手が金メダルを獲得。東京オリンピックに続いて連覇を達成しました。

決勝で世界ランク8位、ブラジルのウィリアン・リマ選手と対戦した阿部選手。序盤に隅落で技ありを奪うと、さらに技ありを奪い、合わせ技一本で勝利を収めました。

試合直後、「最高の思いです」と喜びを語った阿部選手。「東京終わってからすごい苦しい思い、しんどい思いばかりで、そんな楽な道ではなかった」と連覇までの道のりを振り返りました。

妹・詩選手が無念の2回戦敗退に終わってしまいましたが、「妹が負けてしまって、僕自身もすごく苦しい1日になったんですけど、妹の分までやっぱり兄が頑張らないとっていう気持ちで一日頑張りました」と詩選手の思いも背負って戦っていたと明かしました。