新IBF王者タドゥラン「嫌がっていたのでプレスを」重岡銀次朗にキャリア初黒星つける

AI要約

IBF世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦でペドロ・タドゥランが重岡銀次朗をTKO勝利し、王座返り咲きを果たす。

タドゥランは4年5カ月ぶりにIBF同級王者に返り咲き、次なる挑戦者としてWBO同級王者のオスカー・コラーゾを挙げている。

重岡が再戦を希望した場合、タドゥランは即答し、他団体王者との統一戦も希望している。

<プロボクシング:3150FIGHT Vol9大会>◇28日◇滋賀ダイハツアリーナ

 IBF世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦が行われ、挑戦者の同級1位ペドロ・タドュラン(27=フィリピン)が王座返り咲きに成功した。3度目の防衛戦だった同級王者重岡銀次朗(24=ワタナベ)に挑み、9回2分50秒、TKO勝利を挙げた。右フック、左ストレート、ボディー連打など手数多く重岡を攻め続けて主導権を握った。鼻血を出し、右目を腫らした重岡の顔面に次々とパンチをねじ込み続け、レフェリーストップに追い込んだ。

 21年2月、レネ・マーク・クアルト(フィリピン)に敗れて王座陥落して以来、約4年5カ月ぶりにIBF同級王者への返り咲きを果たしたタドゥランは「重岡のボディーとフックのパンチは強かったので、心を強く持ち、勝つ気持ちで戦って結果を出せた。2回から重岡の右目が腫れ、鼻血が出ているのも分かった。嫌がっていたのでプレッシャーをかけた」と満足そうな笑み。重岡が再戦を希望した場合、すぐに受けると即答し、将来的にはWBO同級王者オスカー・コラーゾ(プエルトリコ)の名を挙げ、他団体王者との統一戦を希望していた。