大谷翔平、超特大弾も盗塁も…まさかの『なおド』ドジャース5点差ひっくり返されサヨナラ負け
大谷翔平選手が32号本塁打を含む活躍を見せるも、ドジャースは7-6で敗北
大谷のパワー爆発やチームへの貢献が光る一方、投手陣の低迷も露呈
オズナとの本塁打争いで2位を保つ大谷。チームの勝利に期待がかかる状況
◇27日(日本時間28日) MLB アストロズ7―6ドジャース(ヒューストン)
ドジャースの大谷翔平選手は「1番・DH」で出場し、2試合ぶりとなる32号本塁打を放つなど3打数2安打2打点2四球だった。8回には自己最多に並ぶ26盗塁をマークした。なおドジャースは6―7でサヨナラ負けした。
パワー爆発は3回だった。その前、大谷はしかめっ面だったロジャース監督の肩をほぐし、笑顔を取り戻させていた。死球のベッツに続き、三男の病気のためフリーマンも離脱するなど暗いムードを振り払おうとしたのだろう。
MVPトリオの中でただ一人残った大谷は打席でも答えをだした。打球速度191キロ、右翼最上段に達する飛距離135メートルの超特大弾。中継したテレビカメラも打球を追いそこなうほど飛んだ。
5回は四球でチャンスを広げ、4点目のホームイン。6回1死一、二塁では3試合連続のマルチ安打となる左前適時打を放ちリードを4点に広げた。8回には四球を選び、すかさず二盗を決めた。
だが、投手陣も低迷するなか、大谷の力だけでは勝利は遠かった。昨年まで「なおエ」と言われた現象がまさか「なおド」として再現されるとは…。
この日、本塁打争いで2位を行くオズナ(ブレーブス)が30号本塁打を放ったが、大谷もアーチを運んで2差をキープした。打率も・318。チームの戦力が整うまでドジャースはこの男に頼るしかない。