ブルージェイズ”最終登板”菊池雄星、「あいつは本当にクラブハウスで好かれていた」指揮官も惜別 トレード移籍してもオフの再契約熱望

AI要約

ブルージェイズの菊池雄星投手がトレード期限迫る中、Bジェイズ最後の登板を果たし、感謝のスタンディングオベーションを受ける。

菊池はクラブハウスでも好かれ面白いと評され、監督は再獲得を期待するコメントを残す。

アロルディス・チャプマンの例を挙げ、古巣と再契約する可能性も示唆される。

ブルージェイズ”最終登板”菊池雄星、「あいつは本当にクラブハウスで好かれていた」指揮官も惜別 トレード移籍してもオフの再契約熱望

◇26日(日本時間27日)MLB ブルージェイズ6―5レンジャーズ(トロント)

 ブルージェイズの菊池雄星投手(33)は、地元のレンジャーズ戦に先発登板。トレード期限が今月末に迫り、今回がBジェイズでの最後の登板で移籍が確実だと伝えられる中、4イニング3分の2を8安打5失点で勝敗はつかなかった。96球で5奪三振、2与四球。

 5回2死。菊池に降板が告げられると、本拠地球場ロジャースセンターの3万5065人観衆は総立ちのスタンディングオベーションで感謝を表した。菊池も感慨深げな表情で帽子のつばに手をやり、おじぎして謝意を返した。

 大リーグ公式サイトによれば、シュナイダー監督は試合前、「あいつは本当にクラブハウスで好かれていた。本当にね。しかも、面白いヤツなんだ。みんなはそういう部分をあまり目にしなかっただろうがね」と、しみじみ。

 また、指揮官は菊池の放出を本当に悔しがっているようで、米メディアから「トレード流出した選手が翌オフに古巣と再契約する例もある」と振られると、「もちろんだ。俺はあいつを獲得したいよ。お互いにそうしたいと思っているだろう」と、実現を期待した。

 実例として、『人類最速』の称号を持つ170キロ左腕アロルディス・チャプマンは2016年7月にヤンキースからカブスへトレード移籍。そしてFAとなった同年12月は、ヤンキースと5年総額8600万ドル(約132億円)で契約した。