パリ五輪サッカー男子 斉藤光毅「チームに貢献したい」 勝てば1次リーグ突破のマリ戦へ

AI要約

サッカー男子のパリ五輪代表は27日、フランスのボルドーでマリ戦に挑む。斉藤選手は前戦で活躍し、自信を見せる。

斉藤選手はチームに貢献し、次の試合でも良いプレーを見せたいと意気込む。

斉藤選手は若くして欧州へ移籍し、経歴は輝かしい。五輪は彼のキャリアアップにとって重要な舞台となる。

パリ五輪サッカー男子 斉藤光毅「チームに貢献したい」 勝てば1次リーグ突破のマリ戦へ

サッカー男子のパリ五輪代表は27日(日本時間28日未明)、フランスのボルドーで1次リーグ第2戦のマリ戦に臨む。勝てば決勝トーナメント進出が決まる一戦に向け、26日はボルドーで冒頭のみを公開した練習で最終調整。24日のパラグアイ戦で2アシストと結果を出した斉藤(ロンメル)は「身体能力の高いアフリカの選手とのプレーには慣れている。びびる必要はない」と言い切った。

5-0の大勝を飾ったパラグアイ戦で生まれたヒーローの中でも、ひときわ輝きを放ったのが斉藤だ。直接ゴールに絡んだのはもちろん、主に左サイドで高い技術を生かしたドリブル突破を連発。目の肥えたフランスの観衆を沸かせた。

MVP級の活躍にも本人は納得していない。「もっと多くのチャンスを作れたはず」と辛めの自己評価。「次は勝てば1次リーグ突破が決まる大事な試合なので、いいプレーでチームに貢献したい」と意気込む。

今季はJ2を戦う横浜FCの下部組織が生んだ最高傑作と呼ばれ、16歳からトップチームのリーグ戦でプレーした。テクニックを兼ね備えた高速ドリブルは、欧州クラブの目に留まって19歳で欧州移籍。ベルギーやオランダで存在感を発揮し、さらなるステップアップが期待されている。

五輪はアピールチャンスだが、「自分に得点やアシストが付く以上に、特長を出してチームに貢献することがキャリアアップにつながる」とチームの勝利最優先を強調する。優し気な童顔からは想像できない脅威を相手に突き付ける22歳が、フランスを舞台に躍動する。(ボルドー 奥山次郎)