財政難で3部降格のフランス名門ボルドーが破産申請

AI要約

フランスの名門サッカークラブボルドーが破産申請を行い、プロクラブとしての資格を失うことが決定した。

財政難に見舞われたボルドーはリーグ・アンから2部に降格し、さらに3部への降格が決定された。

クラブは今後、ナショナル1(3部)で再出発し、健全な財政と新たな目標を掲げることを宣言している。

財政難で3部降格のフランス名門ボルドーが破産申請

ボルドーは25日、破産申請したことを発表した。

1881年創設のボルドーは過去、ジネディーヌ・ジダン氏らも在籍し、6度のリーグ・アン優勝の歴史があるフランスの名門クラブ。2021-22シーズンにリーグ・アン最下位で2部に降格すると、昨季はリーグ・ドゥで12位に終わった。

そのボルドーに関しては財政難に見舞われており今月9日、クラブの財政状況を監視する委員会『DNCG』が3部への降格を決定。クラブは控訴するとともに、リヴァプールのオーナーでもあるフェンウェイ・スポーツ・グループへの売却に動いていることを発表していた。

しかし、この協議は破談に終わり、今月23日には3部降格の制裁を受け入れることを決定。そして25日には、ボルドー商事裁判所に破産申請を行ったことを発表した。これによりボルドーはプロクラブとしての資格を失い、トレーニング施設も閉鎖。一方でユースチームの運営は継続させていくとのことだ。

ボルドーは決定に際し、「今後の数日から数週間にわたって、クラブ状況の行方に関してフランスサッカー界に透明性を持って伝える努力は、特にこの状況によるスポーツ界への影響を最小限に抑えることを可能にするものでなければなりません。クラブにはナショナル1(3部)での次の目標があります。健全な財政と新たな野心のもと、可能な限り早く最高レベルにクラブを戻せるようにしていく所存です」との声明を発表している。