フランス古豪ボルドーが破産申請…一昨季最終節は“大勝で1部復帰”チャンスもサポ暴動で敗戦扱い

AI要約

フランスの古豪クラブであるボルドーは破産申請を行い、現時点では来季3部リーグで戦うことになる。

ボルドーは財政問題で3部降格が決定し、破産申請を行うこととなった。プロクラブとしての資格を失う見込みで、多くのプロ契約選手が退団する模様。

ボルドーは降格初年度での復帰が期待されていたが、サポーターの乱入により試合が打ち切りとなり2部に残留した。

フランス古豪ボルドーが破産申請…一昨季最終節は“大勝で1部復帰”チャンスもサポ暴動で敗戦扱い

 フランスの古豪クラブであるボルドーは25日、破産申請を行ったことを発表した。解散を指摘する報道も一部で出ているが、現時点では来季3部リーグで戦うこととなっている。

 ボルドーは国内トップリーグで6度の優勝を誇る名門だが、ここ2年間は2部のリーグドゥを戦っている。2023-24シーズンは12位で終えたなか、今月7日に深刻な財政問題で3部への強制降格が決定。クラブは身売りによる黒字化で降格処分の回避を試みるも売却することはできず、同23日に処分を受け入れる声明を出していた。

 すると25日、ボルドーは財政問題を改善するため、23日に地元商業裁判所に破産申請を行ったことを明らかにした。発表によるとプロクラブとしての資格を失うといい、ユースチームの運営は続けるがトレーニング施設は閉鎖することになるという。『AFP』などはプロ契約選手の多くが退団する見込みだと伝えている。

 なおボルドーは降格初年度の最終節で5-0で勝利すれば1年での復帰が決まる状況だったが、相手の得点直後に乱入したサポーターが相手選手を突き飛ばして頭部を負傷させたことにより、試合は打ち切りに。不戦敗扱いで2部残留となっていた。