柔道男子・斉藤立の初戦は〝日本キラー〟クルパレクが濃厚 阿部詩は初戦で出口ケリーと

AI要約

柔道男子100キロ超級の斎藤は前回覇者と初戦で対戦する可能性が高く、厳しい戦いが待ち受ける。

女子52キロ級の阿部兄妹はシード外からの戦いで、地元選手との対戦も予想されている。

兄弟揃っての金メダル獲得に向けて、充実した試合が期待されている。

柔道男子・斉藤立の初戦は〝日本キラー〟クルパレクが濃厚 阿部詩は初戦で出口ケリーと

【パリ=大石豊佳】柔道の組み合わせ抽選が25日、行われた。8月2日に登場する男子100キロ超級の斉藤立(JESグループ)は初戦で前回覇者のルカシュ・クルパレク(チェコ)との対戦が濃厚になった。

クルパレクは東京五輪では準決勝で原沢久喜(長府工産)に勝ち、100キロ級で出場したリオデジャネイロ五輪は羽賀龍之介(旭化成)に勝利するなどして金メダル。ロンドン五輪でも穴井隆将を下しており、3大会連続で日本代表を破っている〝日本キラー〟だ。クルパレクは初戦で世界ランキング13位のイエレ・スニペ(オランダ)と対戦し、勝てばシードの斉藤と対戦する。斉藤にとっては、父で2大会連続金メダリストの亡き仁さんに続く日本柔道初となる親子金メダルへ、初戦から厳しい戦いが待ち受けることになった。テディ・リネール(フランス)とは互いに勝ち上がれば決勝での対戦となる。

兄妹同日連覇をかけて28日に戦う女子52キロ級の阿部詩(パーク24)はシード外からの戦いで、1回戦は長野県出身の出口ケリー(カナダ)と当たり、勝てば2回戦は第1シードのディヨラ・ケルディヨロワ(ウズベキスタン)。最大のライバルと目される地元のアマンディーヌ・ブシャール(フランス)とは準決勝で当たる組み合わせとなった。兄で男子66キロ級の一二三(パーク24)は2回戦から登場する。