重賞11勝「兵庫の絶対王者」ジンギ引退式、療養中の田中学騎手「僕を成長させてくれた馬」

AI要約

ジンギの引退式が園田競馬で行われ、関係者やファンに別れを告げた。

主戦を務めた田中学騎手がジンギについて感謝の気持ちを述べ、その成長について振り返った。

田中騎手は現在腰痛で騎乗できないが、ジンギに会いに行く意思を示し、ファンに感謝の気持ちを伝えた。

重賞11勝「兵庫の絶対王者」ジンギ引退式、療養中の田中学騎手「僕を成長させてくれた馬」

 「兵庫の絶対王者」といわれたジンギ(牡8、橋本)の引退式が25日、園田競馬の最終レース終了後にパドックで行われた。

 関係者のあいさつの後に鴨宮祥行騎手が騎乗してパドックを周回し、園田競馬場に別れを告げた。

 主戦を務めた田中学騎手は「僕自身を成長させてくれた馬でした。絶対王者と言われていましたが、走る気を出してくれなかったり、ゲート入りが怖いときもあり、絶対王者だとは思っていませんでした。それでもジンギのおかげで普通のオープンではプレッシャーを感じなくなったし、他の馬でもストレスなく乗れるきっかけを与えてくれました」と思い出を振り返った。

 田中騎手は現在、腰痛の療養中。ジンギに騎乗することはできなかったが「今後は乗馬になると聞いていますし、また会いに行けたらと思います。今日はファンの皆さんの前に立ててうれしかったですし、僕も復帰に向けて頑張ります」と話した。