【ボートレース】SG覇者定松勇樹がゼロ台S合戦を制し貫録の今年3度目V/尼崎

AI要約

定松勇樹が尼崎ボートでの初優勝を果たし、通算11度目のVを獲得。

レースでは人気サイドの決着となり、中村日向と畑田汰一が2、3着に入った。

定松勇樹は今後もトップレーサーとしてGPへの挑戦を目指して意気込んでいる。

【ボートレース】SG覇者定松勇樹がゼロ台S合戦を制し貫録の今年3度目V/尼崎

<尼崎ボート:ニッカン・コム杯 ルーキーシリーズ>◇最終日◇25日

 優勝戦は人気を背負った定松勇樹(23=佐賀)が、インから的確に逃げ切った。今年3度目、尼崎では初、通算11度目のVをつかんだ。2、3着には中村日向(25=香川)と畑田汰一(25=埼玉)が入り、人気サイドの決着で幕を閉じた。

 進入は枠なりの3対3。スタートは5艇がゼロ台と早かったが、コンマ06の踏み込みでイン速攻劇。あっという間に独走態勢を築いた。ダービー出場に向けての勝負駆けでもあった。「事故はできない状態でした。そのために行き足を求めたので、スタートはしっかりできました。ゼロ台は入っていると思いました」と振り返った。

 2日目のペラ交換で機力は一気に下降したが「ひどい足だったので、しっかり立て直すことができて良かったです」。最後に仕上げるあたりはさすが実力者だ。

 今後も注目を浴びるトップレーサーとして「ルーキーシリーズに出るからには優勝するつもりで。記念では挑戦者の気持ちでやっていきます」と、きっぱり。目指すはもちろん年末のGP。「そこしか見ていません。奇跡でいいので、黄金のヘルメットをかぶりたいです」。力強く宣言した表情はキラキラ輝いていた。