錦織圭がパリ五輪の男子ダブルス&混合ダブルスにエントリー 3種目出場なら日本勢初

AI要約

錦織圭がパリ五輪で男子ダブルス、混合ダブルスにも登録し、日本勢でテニスの3種目に出場する史上初の可能性があることが発表された。

錦織は怪我に苦しみながらも練習を積んでおり、コンディションは良好とされている。

錦織は過去の五輪でメダルを獲得しており、今回も柴原瑛菜との混合ダブルスで期待されている。

錦織圭がパリ五輪の男子ダブルス&混合ダブルスにエントリー 3種目出場なら日本勢初

 テニス男子シングルスで元世界ランキング4位の錦織圭(34)=ユニクロ=が、パリ五輪で男子ダブルス、混合ダブルスにも登録したことが24日、大会組織委員会から発表された。男子ダブルスはダニエル太郎(31)=エイブル=、混合ダブルスは柴原瑛菜(26)=橋本総業=とペアを組んで臨む。日本勢でテニスの3種目に出場すれば史上初となる。

 2008年北京五輪から5大会連続出場となる錦織は、右足首痛の影響で今月の4大大会・ウィンブルドン選手権(英国)で1回戦敗退。直前のクレーコートの大会も欠場していた。それでも、23日には会場のローランギャロスで約2時間、練習をこなし、日本代表の高田充監督も「心配だったが、予想よりもいい状態で入ってきた」と動きに問題ないことを強調していた。

 テニスは25日に組み合わせ抽選。27日から競技が始まる。錦織は2016年リオ大会ではシングルスで日本勢96年ぶりメダルとなる銅メダルを獲得。21年東京もマクラクラン勉とペアを組んだ男子ダブルスで8強入りを果たした。混合ダブルスでペアを組む柴原は、同会場で行われた22年全仏の同種目で優勝した実力者だ。実績のある五輪の舞台で全3種目に挑む日本のエースは、輝きを取り戻せるか。