「出場のチャンスを得るために」全米OPエントリーリスト入りのナダルが出場の可否について言及<SMASH>

AI要約

男子テニスの元世界王者ラファエル・ナダルが、現在エントリーリストに名前が記載されている全米オープンについて出場の可能性を示唆している。

ナダルはプロテクトランキングを利用してエントリーリスト入りし、2022年以来の出場が見込まれているが、詳細な決定はまだされていない。

今後の動向は7月27日に開幕するパリ五輪のテニス競技で注目されるが、ナダルは将来のプランを決めるために決定を先延ばししている。

「出場のチャンスを得るために」全米OPエントリーリスト入りのナダルが出場の可否について言及<SMASH>

 今季限りでの引退を示唆している男子テニスの元世界王者ラファエル・ナダル(スペイン/現261位)が、現在エントリーリストに名前が記載されている「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)について、「出場するのかはまだわからない」と明かしている。

 8月26日に開幕する「全米オープン」は、本戦へのエントリーリストを7月16日に発表。ナダルはプロテクトランキング(負傷離脱前の順位でエントリーできる救済措置)の9位を使って同リスト入りしており、出場すれば2022年以来となる。

 海外メディア『Eurosport』によると、最近の会見でエントリーリスト入りについて問われたナダルは、「出場のチャンスを得るためにエントリーだけはしておいたんだ。それだけの話で、何かが変わったというわけではないよ」と説明。

 

 続けて「(パリ)オリンピックの後に今後のことを決めようと思っている。レーバーカップ(男子団体戦/9月20日開幕)には出場するけれど、ニューヨークに行くかどうかは全くわからない。今すぐに決めることではないし、オリンピックの前に決めることもない」として、過去4度の優勝を誇る「全米オープン」への出場はまだ確定していないとしている。

 なお、ナダルは現地7月21日に行なわれた「ノルデア・オープン」(7月15日~21日/スウェーデン・バスタッド/クレーコート/ATP250)の決勝戦で、第7シードのヌーノ・ボルヘス(ポルトガル/世界51位)と対戦。

 3-6、2-6のストレートで敗れ、2022年の全仏オープン以来2年ぶりとなるタイトルには届かなかったが、パリ五輪の前哨戦として位置づけられる今大会で決勝まで勝ち進んだという事実は、現在のナダルにとって十分な成果と言えるだろう。

 今後の動向の分水嶺となるパリ五輪のテニス競技は現地7月27日に開幕する。ナダルには是非ともここで好成績を残し、プレーする姿を少しでも長くファンに届けてもらいたい。

構成●スマッシュ編集部