パルマ加入の日本代表GK鈴木彩艶が入団会見に出席「次のステップとして非常に素晴らしいクラブ」

AI要約

21歳の日本代表GK鈴木彩艶が、セリエAのパルマ・カルチョへの加入に意気込みを語った。

鈴木はチームと街の温かさを感じ、セリエAの高いレベルに挑戦したいと述べた。

パワフルなシュートストップとビルドアップの貢献を目指す一方、イタリア語の勉強にも取り組む決意を示した。

パルマ加入の日本代表GK鈴木彩艶が入団会見に出席「次のステップとして非常に素晴らしいクラブ」

 セリエAのパルマ・カルチョへと加入した日本代表GK鈴木彩艶が、23日に行われた入団会見で意気込みを語った。

 2002年8月21日生まれで現在21歳の鈴木は浦和レッズの下部組織出身で、2021年に正式にトップチームへ昇格。2年半で公式戦通算29試合に出場すると、2023年夏にベルギーのシント・トロイデンへと完全移籍で加入した。欧州挑戦初年度となった2023-2024シーズンは正GKとして公式戦通算32試合に出場。2022年夏には日本代表デビューを飾り、今年1月から2月にかけて開催されたAFCアジアカップカタール2023では全試合にフル出場した。今月15日には2029年6月30日までの5年契約でパルマ・カルチョに加入することが発表。日本人GKとして初のセリエAプレーヤーとなった。

 入団会見に出席した鈴木はクラブと街の印象について問われ、「このチームに参加した最初から本当に温かさを感じた。それは選手もそうですし、監督、コーチ、そしてフロントのスタッフの皆さん、全ての人から感じた」と明かしている。

 また、セリエAの印象については、「レベルの高いリーグであることは知っていますし、その上でGKのレベルが非常に高いと思っている」とコメント。「自分自身、昨シーズンはベルギーでプレーしましたけど、次のステップとして非常に素晴らしいクラブに入団できたと思うので、これから自分自身をアピールできるように頑張っていきたい」と決意を口にした。

 2020-2021シーズン以来となるセリエA復帰を果たしたパルマを新天地に選んだ理由については、「1番はやはり熱意を感じましたし、自分としてはこのクラブで活躍したいと最初に思った」と告白。続けて、「このクラブの一員になれて非常に嬉しく思いますし、まずは結果を出せるように頑張っていきたい」と述べている。

 さらに、自らの長所を問われた際には、「GKとしてのシュートストップはもちろんですし、自分自身パワーがあるのでキック、足元からチャンスを作るというところ」と説明。「結果というところで失点数をできるだけ減らしたい」と目標を語りつつ、「ビルドアップで貢献できれば」と付け加えた。なお、「イタリア語も頑張って勉強してますけど、まだまだ大変な部分はある」と語学面では苦労している様子。それでも終盤にはイタリア語で挨拶を行い、笑顔で会見を締め括った。