西濃運輸初戦サヨナラ、スタンド総立ち歓喜の渦 都市対抗野球、市民やファン1万3500人大声援

AI要約

西濃運輸が都市対抗野球大会でJR東日本を延長11回の末に逆転サヨナラ勝ちし、初戦突破を果たす。

多くの応援者や政財界関係者がスタンドに駆け付け、熱戦を見守る中、西濃運輸が逆転劇を演じる。

11回裏に3点差をひっくり返し、応援者の支援のおかげで勝利を収める。

西濃運輸初戦サヨナラ、スタンド総立ち歓喜の渦 都市対抗野球、市民やファン1万3500人大声援

 東京ドームで開かれている第95回都市対抗野球大会は20日、岐阜県勢の西濃運輸(大垣市)が登場し、JR東日本(東京都)を延長11回タイブレークの末、6ー5で逆転サヨナラ勝ちし、初戦突破を果たした。

 三塁側スタンドには市民やファン、セイノーグループ社員ら約1万3500人が駆け付けた。田口義隆セイノーホールディングス社長、田中良幸西濃カンガルー会会長、村瀬幸雄十六フィナンシャルグループ会長、境敏幸大垣共立銀行会長、石田仁市長ら政財界関係者も多数訪れ、熱戦を見守った。

 西濃運輸は、先発の吉田聖弥投手が力強い投球を見せるも打線がつながらず、安打数で相手を上回りながらリードを許す苦しい展開。応援部の後藤雅人団長の母(61)=本巣市=は「まだまだこれから。応援で選手に力を送り、つなぐ野球で逆転してほしい」とエールを送った。

 西濃運輸は7回に同点に追いつき、試合は延長タイブレークへ突入。11回裏、3点差を跳ね返すと、スタンドは総立ちで歓喜に包まれた。

 都市対抗野球の本大会での勝利は2017年以来。田口社長は「本当に皆さんの応援のおかげで、最後まで諦めず勝つことができた」と声援に感謝した。