噂される久保建英の獲得にリバプール専門サイトが見解「ターゲットに相応しい」が「可能性は低そう」

AI要約

リバプールが久保建英に高額オファーを出したという報道について、現地メディアの見解をまとめると、久保の補強を歓迎する一方、現在のアタッカー陣との競争が懸念されている。

特に、現在の右ウイングを務めるサラーとのポジション争いが焦点となっており、久保がサラーの後継者として適任かどうかは検討が必要とされている。

リバプールの新たなスカウト体制やデータ予測に基づいた判断が注目される中、久保の移籍が具体化する可能性や年俸などについてはまだ不透明な要素が残されている。

噂される久保建英の獲得にリバプール専門サイトが見解「ターゲットに相応しい」が「可能性は低そう」

 レアル・ソシエダの久保建英にリバプールが高額オファーという一部報道を受け、現地メディアが見解を示している。

 リバプール専門サイト『Rush The Kop』は「アンフィールドに来たら何をもたらす可能性があるか見てみよう」として、久保の補強を次のように歓迎している。

「クボは近年、急成長を遂げているレアル・ソシエダにとって欠かせない存在で、現在ラ・リーガでプレーしている若手アタッカーの中でも最も注目を集める選手の一人だ。23歳はまだスポーツ界で最高の年であり、リバプールの攻撃を長期的に存続させるための大きな補強になる可能性がある。ボールを扱うダイナミックさ、電撃的なスピード、そして目もくらむようなドリブルスキルが魅力のクボが、チームに旋風を巻き起こすのは間違いない。クラブのターゲットに相応しいプレーヤーだ」

 もっとも、同メディアはリバプールの現アタッカー陣についても触れ、「ルイス・ディアス、ダルウィン・ヌニェス、モハメド・サラーらがまだチームに残っている場合、クボは少なくとも最初の1年間は安定した出場時間を確保するのが難しいかもしれない」と言及。「現在の攻撃陣から誰もクラブを去ることなくクボの移籍が実現すれば、興味深い契約となるだろう」とも綴った。

 やはり気になるのは、リバプールで久保と同じ右ウイングを務めるサラーの去就だろう。現在32歳で契約は2025年6月までとなっており、後継者として久保がリストアップされたと報じられているが、もう一つのクラブ専門サイト『THIS IS ANFIELD』はこうレポートしている。

「レアル・ソシエダで85試合に出場して16ゴール・14アシストにとどまるクボは、サラーの後釜に即座になれるような活躍はまだ見せていない。ただ、リバプールの新たなスカウト体制は、従来のスカウト手法に加え、データ予測に大きく依存すると見られており、そのデータ予測がクボを適任と判断したのかもしれない」

 そして同メディアは「注視する価値のある話」としつつも、「少なくとも日本で主張されているほど取引が進んでいる可能性は低そうだ」と結論づけた。また「クボへの関心が本物ではないと言っているわけではないが、年俸についても、クラブがクボを最高年俸者の一人にする可能性は低く、噂されている年俸はほぼ間違いなく低くなるだろう」とも付け加えている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]