不振の主軸、打点と好守備で「恩返し」 西日本短大付・古賀海凪選手

AI要約

2点を追う五回表、西日本短大付の3番、古賀海凪(みなぎ)選手(3年)は2死二塁のチャンスで逆転の適時二塁打を放つ。

前の試合では打撃が振るわず、大会中も努力を続けていた古賀選手がチームを勝利に導く。

この日は打撃だけでなく、好守備でもチームに貢献し、次の試合でも活躍を期待されている。

不振の主軸、打点と好守備で「恩返し」 西日本短大付・古賀海凪選手

 (22日、第106回全国高校野球選手権福岡大会準決勝 西日本短大付4―3近大福岡=延長十回タイブレーク)

 2点を追う五回表、西日本短大付の3番、古賀海凪(みなぎ)選手(3年)は2死二塁のチャンスで打席へ。前の回に、自らの失策で相手に先取点を与えたばかり。「絶対に打つ」と高めの4球目をたたくと、右越えの適時二塁打に。逆転勝ちの勢いを呼び込んだ。

 中軸だが、前の試合まで15打数1安打とふるわず、仲間のおかげで勝ち上がった。「これじゃだめだ」との思いで、大会中も打ち込みを続けた成果が表れた。この日は打撃だけでなく、好守備でもチームを助けた。「みんなに少し、恩返しができた。次も打ちたい」(太田悠斗)