【高校野球】プロ注目の152キロ右腕、旭川実・田中稜真(3年)が準決勝で敗退

AI要約

旭川実のプロ注目の最速152キロ右腕・田中稜真が準決勝のクラーク戦に先発したが、10回途中で降板し、チームは14年ぶりの甲子園出場を逃した。

田中は8回まで2安打無失点と好投したが、9回に同点とされ、延長10回に2者連続適時打を許して降板した。

涙を浮かべた田中は今後はプロと進学の選択に迷いつつも、自身の現状を冷静に見つめ、プロで活躍するために考えると話した。

【高校野球】プロ注目の152キロ右腕、旭川実・田中稜真(3年)が準決勝で敗退

 ◇第106回全国高校野球選手権北北海道大会準決勝 旭川実1―9クラーク(延長10回タイブレーク)(2024年7月22日 旭川スタルヒン)

 旭川実のプロ注目の最速152キロ右腕・田中稜真(3年)が準決勝のクラーク戦に先発したが、10回途中で降板。チームも延長10回タイブレークの末に1―9で敗れ、14年ぶりの甲子園出場を逃した。

 プロ4球団が視察する中、田中は8回まで2安打無失点と好投したが、1点リードの9回無死一、二塁からクラーク・児玉旭陽(3年)に直球を左超え二塁打にされて同点とされると、無死一、二塁から始まるタイブレークの延長10回に無死満塁から押し出し四球と2者連続適時打を許して降板し、左翼に回った。

 9回の投球練習前に両足ふくらはぎがつったが気迫の投球。ロッテ育成投手の楓基(20)が届かなかった甲子園を目指してきたが、夢はついえた。13三振を奪っての9回0/3、5安打7失点(自責4)の146球。仲間の涙を見て「これが最後だと思った」とした右腕は今後について、現段階でプロと進学は半々と話した。

 その上で「夏勝つためにやってきたので、まだ気持ちも冷静じゃない。自分の現状だったり、打たれて負けているので、プロで活躍するためにはと考えてしっかり考えたい」と話した。