「追われる立場。勝ちきる難しさ感じた」3連覇逃した鳥取商・段田

AI要約

鳥取商が3連覇を狙っていたが、準々決勝で大会から去ることになった。

段田頼輝主将は冷静な表情で、追われる立場での難しさを語る。

若いチームが多かったこの日の試合で、段田主将と渡辺監督は今後に期待を寄せている。

「追われる立場。勝ちきる難しさ感じた」3連覇逃した鳥取商・段田

(21日、第106回全国高校野球選手権鳥取大会準々決勝 米子北6―5鳥取商)

 3連覇を狙っていた鳥取商が、準々決勝で大会から去ることになった。

 試合後、球場外でほとんどの選手が泣き崩れる中、段田頼輝(らいき)主将(3年)は冷静な表情で語った。「2年連続甲子園に出て、常に追われる立場。少しも油断出来ず、勝ちきる難しさを感じた」

 仲間とはぶつかり合うこともあったという。だが、「それで絆を深め合えた。この仲間と最高の試合を戦うことが出来て幸せです」。

 この日の先発9人のうち、6人が1、2年生と若いチームだ。段田主将は「来年はまた優勝旗を持ち帰って欲しい」。渡辺達郎監督も「この1、2年生で、また強いチームをつくっていく。今日はそのための『負け』にしたいです」。(奥平真也)