ドゥカティ水野、トップと僅差の2番手に「ポールを狙っていたからすごく悔しい」/鈴鹿8耐 予選トップ3会見

AI要約

水野涼は、ポール獲得を狙っていたが2位となり悔しさを示す一方で、チームとしては好ポジションでのスタートに満足感を示した。

ジョシュ・ウォータースは、バイクの万全さとチーム全体の取り組みに期待を寄せるとともに、レースに対する楽しみと緊張を語った。

ハフィス・シャーリンは、初めてのトップ10トライアルに緊張しながらも、チームメイトやバイクへの信頼を示し、長丁場のレースでの挑戦意欲を語った。

ドゥカティ水野、トップと僅差の2番手に「ポールを狙っていたからすごく悔しい」/鈴鹿8耐 予選トップ3会見

 7月20日、三重県の鈴鹿サーキットで『2024 FIM世界耐久選手権(EWC)”コカ·コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第45回大会』が開催された。トップ10トライアルにて2番手を獲得したDUCATI Team KAGAYAMAの水野涼、ジョシュ・ウォータース、ハフィス・シャーリンが予選を振り返るとともに、明日の決勝に向けて意気込みを語った。

■水野涼

「個人的にはポールを狙っていたので、この2位という結果がすごく悔しいです。ただチームとして考えると、非常に前の位置からスタートできることは、レースを想定すると良いポジションをとれました。ただ、あくまで本番は明日なので、ここまでの調子も3人の仕上がりもすごく良いので、明日に向けてまた今夜ミーティングを重ねて、明日はこの(会見席)の真ん中に座れるように頑張りたいです」

「テストから非常に良い調子で進められてきていて、ドゥカティとしても初めての鈴鹿8耐ですし、8時間走り切ってゴールすることが僕たちの今後のプロジェクトに向けても大事なことです。なので、まずはミスなく走り終えられるようにしていきたいと思います」

「特に今年はゼッケン1番のYART - YAMAHAがこれまですごく調子が良く、鈴鹿8耐に関してはTeam HRC with Japan Postもここ2年はずっと強いレースをしていて、僕は幸い過去を走っていたメーカーでもあるので、ホンダさんの強さもすごくわかっています」

「今年はメーカーを変えて新たなチームとメーカーとともに戦う身になったので、そこも倒していきたいと思います。ただそのなかで、まず走り切ることを第一にしていきたいと思います。目指すは表彰台なので、狙っていきたいです」

■ジョシュ・ウォータース

「鈴鹿8耐というのはとても難しいレースだし、とても熱いね。毎年必ず何かがあるけれど、明日はすごく楽しみにしているよ。もちろん緊張もしているけれど、エキサイトでもあるんだ」

「そして、今までのたくさんテストをしてきて、バイクは万全で完全にできている。僕たちのゲームを一生懸命やり遂げたら、結果がついてくると考えているよ」

■ハフィス・シャーリン

「僕は今回、鈴鹿8耐に参戦するのは3回目だけど、トップ3に上がるのは初めてなんだ。ドゥカティが僕を選んでくれて、このように参加することができたことは、本当に感謝したいと思う。とても勉強になっているよ。昨日はラップタイムも良くなってきていたけれど、今日は初めてのトップ10トライアルに参加することになって、かなり緊張もしていたんだ」

「プッシュしすぎていたのかなと思うところはあるけれど、チームメイトがすごく良いラップタイムを刻んでくれたから本当に嬉しく思うし、感謝しているよ。素晴らしい選手ふたりと一緒に走ることができるし、バイクに関してはパーフェクトではないかもしれないけれど、初参戦として素晴らしいドゥカティのバイクが仕上がっていると思っているよ」

「スプリントではなく、本当に長い8時間のレースだから、なにがあってもおかしくない。そのなかで、僕たちも生き延びて最後までいいレースを見せたいと思っているし、新しいチームで完走することが非常に重要だと思う。ロングランに関しても、テストでもいろいろ試してきたから自信があるんだ」

「明日はミスなく、ベストを尽くして、頑張っていい結果を出したいね。もちろん表彰台にも上がれたらとても嬉しいと思う。僕たちだけだけでなく、たくさんの強いチームのなかで僕たちのポテンシャルを証明できたらいいなと考えているよ」

[オートスポーツweb 2024年07月20日]