五輪で勝つためのチームマネジメントとは? 元日本代表監督・西野朗が提唱「チーム状態によってはコンバートしなきゃいけない」

AI要約

元日本代表監督の西野朗氏が、前園真聖氏のYouTubeチャンネルで五輪に向けたチームマネジメントについて語った。

西野氏は、18人でのタフな日程に対し、ポリバレント性のある選手選びやマネジメントの重要性を強調した。

スタメン以外の選手の状態も大きなポイントであり、バックアップ選手に常に目配りすることがチーム力を維持するカギだと述べている。

五輪で勝つためのチームマネジメントとは? 元日本代表監督・西野朗が提唱「チーム状態によってはコンバートしなきゃいけない」

 元日本代表監督の西野朗氏が、前園真聖氏のYouTubeチャンネル「おじさんだけど、遊んでもいいですか?」に出演。五輪を勝ち抜くためのチームマネジメントについて語った。

 4年に一度の祭典が、間もなくパリで開催される。大岩剛監督が率いる日本はグループDで、現地時間7月24日にパラグアイ、同27日にマリ、同30日にイスラエルと対戦する。1996年のアトランタ五輪でも指揮を執った西野氏は、タフな日程を18人で戦う難しさを、こう語る。

「中2日で戦わなければいけないですし、マネジメントって本当に大事だなと思います。ここのポジションも、ここのポジションもやれる、というようなポリバレント性のある選手を何人か選ばないと。チーム状態によっては、コンバートしなきゃいけない。チーム力を下げないような状況に持っていかなきゃいけないので。

 大岩のマネジメントって、選手の選考もそうだけど、パラグアイに対するアプローチがまず大事だと思う。チーム状況によっては、18人という本当に限られたなかで1、2戦、3戦目、(2018年のロシア・)ワールドカップで経験したけど、(メンバーを)ガラッと代えてもチーム力が変わらないぐらいに」

 スタメン以外の選手の状態も大きなポイントだ。

「その7人に対するアプローチって、常に引き上げておかないと。だから、11人さえ良ければ1、2戦は良いかもしれないけど、1勝1敗ぐらいでいけるかもしれない3戦目を代えざるを得ないなかで、ガクンとチーム力が落ちる状況ではいけない」

 そして、「本当にバックアップの選手たちに常に目配りしながら、チーム力を持っていかないと」と強調した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部