飲酒・喫煙で代表離脱の体操・宮田笙子 「数々のプレッシャーがあって、そのような行為に及んでしまった」
AI要約
日本体操協会は19日、体操女子でパリ五輪代表の宮田笙子（19＝順大）が代表行動規範に違反し、チームを離脱することが発表された。
宮田は喫煙の疑いがあったため帰国し、聞き取り調査で飲酒や喫煙行為を認めた。
パリ五輪まで数日と迫っており、代表チームとしての活動場所での喫煙は禁止されているため厳しい処分が下された。
日本体操協会は19日、都内で緊急会見を開き、体操女子でパリ五輪代表の宮田笙子（19＝順大）が代表行動規範に違反したとしてチームを離脱すると発表した。喫煙の疑いが浮上した宮田を事前合宿地のモナコから帰国させ、直接聞き取り調査を行ったという。
会見には同協会の藤田直志会長、西村賢二専務理事、宮田が所属する順大の原田睦巳監督と弁護士の谷原誠氏、山口明彦氏が出席した。
本人は18日夕方に帰国。そのまま都内で協会による聞き取りに応じて飲酒、喫煙行為を認めた。西村理事は、聞き取りの中で、宮田が「自分の競技目標に設定された目標に対して、数々のプレッシャーがありながら、そのような行為に及んでしまった」と話したことを明かした。
日本協会の行動規範には「日本代表チームとしての活動の場所においては、20歳以上であっても原則的に喫煙は禁止する（2016年度から数年かけて段階的に全面禁止とする）」と明記されている。
日本協会の水鳥寿思男子強化本部長は18日、男子の事前合宿を公開したフランスのリヨンで取材に応じ「違反がなかったと信じたい。体操界にとっても、あってほしくない」と神妙な表情で語った。パリ五輪は26日に開幕し、体操女子は28日に予選が行われる。
