体操女子エース・宮田笙子、パリオリンピック代表を辞退 「喫煙行為と飲酒があった」日本体操協会が説明

AI要約

体操女子のパリ五輪日本代表で主将に選ばれていた宮田笙子選手が代表行動規範違反の疑いでチームを離脱し、代表を辞退することが決まった。

宮田選手の喫煙疑惑が浮上し、調査の結果、都内での喫煙行為とアスリートビレッジ内での飲酒が判明した。

日本協会の行動規範に反する行為が確認され、宮田選手との話し合いを経て代表辞退が決定した。

体操女子エース・宮田笙子、パリオリンピック代表を辞退 「喫煙行為と飲酒があった」日本体操協会が説明

 体操女子のパリ五輪日本代表で主将に選ばれていたエースの宮田笙子選手(19)=順天堂大=が代表行動規範違反の疑いでチームを離脱したことを受け、日本体操協会は19日、東京都内で緊急記者会見を開き、宮田選手が代表を辞退すると発表した。宮田選手を巡っては、喫煙疑惑が浮上し、協会が調査していた。

 午後2時からの会見には藤田直志会長、西村賢二専務理事らが出席。西村専務理事が宮田選手について、本人との聞き取り調査の結果、6月末から7月にかけ「都内での喫煙行為とナショナルトレーニングセンターのアスリートビレッジ居室内での飲酒があった」と説明した。

 このことから日本オリンピック委員会(JOC)の派遣規定や日本協会の日本代表選手の行動規範に反する事実確認ができたとし、宮田選手と話し合い、代表辞退に至ったという。チームに同行している補欠の杉原愛子選手(24)=TRyAS=が繰り上がりで代表になる可能性がある。杉原選手は2016年リオデジャネイロ、21年東京の両五輪代表。

 パリ五輪は26日に開幕。女子は28日に予選がある。日本協会は「日本代表選手の行動規範」で「日本代表チームとしての活動場所においては、20歳以上であっても原則的に喫煙は禁止する ※2016年度から数年かけて段階的に全面禁止する」と規定している。