鈴木誠也の通訳が電撃解雇の波紋 米メディア「時間が経てば表面化する」「組織の根本的な問題」

AI要約

カブス・鈴木誠也外野手の通訳が解雇されたことが報じられ、新たな通訳が就任することになった。

解雇は球界を揺るがす問題にはつながっていないが、ファンやメディアからさまざまな憶測や批判がある。

カブスは今後、PRの悪影響や内部的な課題などに対処しなければならない状況にある。

鈴木誠也の通訳が電撃解雇の波紋 米メディア「時間が経てば表面化する」「組織の根本的な問題」

 カブス・鈴木誠也外野手(29)の通訳のトイ・マツシタ氏が解雇されたと複数の米メディアが伝えている。マツシタ氏は2年半に渡って鈴木の通訳を務めたが、今後は環太平洋事業とビデオ担当だった正本尚氏が今永の通訳のエドウィン・スタンベリー氏ととともに鈴木をサポートするという。

 通訳の解雇と言えば、ドジャース・大谷翔平の水原一平被告による詐欺事件が球界を揺るがす大スキャンダルに発展したが「ジ・アスレティック」によると「カブスで同様の状況には陥っていない」としている。正本氏は信頼される人物とし、ダルビッシュ有が2020年オフにパドレスにトレードされたあとも親しい友人関係を作っており、スタンベリー氏も今永の個性を理解し、模範的な仕事をしてきたという。

 とはいえ、シーズン途中の電撃解雇はさまざまな憶測を呼んでおり、BVMスポーツは「いくつかの疑問を提起しており、時間が経てば表面化する可能性がある。カブス組織内の根本的な問題を示唆している」「鈴木のような海外選手との関係に影響を及ぼす可能性がある」「予想外の決定は選手の満足度やチーム結束、ポストシーズンの意欲にも影響を及ぼす内部的な課題を示唆している」などと報じた。

 また「ファンサイド」は「今季のMLBファンは通訳に関する話で過剰に刺激されている。通訳解雇に強く反応するのは当然だ。人事異動には必ず動機がある。単純なものから複雑なものまで、カブスは今後、あらゆるPRの悪影響に対処することになる」とネガティブに伝えた。

 東京ドームでドジャースとの来季開幕戦が発表されたばかりのカブスだが、まさかの水を差す話題となってしまった。