宮崎大宮、高かったシード校の壁 後輩には「感謝の大事さ伝えたい」

AI要約

宮崎大宮が聖心ウルスラに敗れるも、新チームは短い練習時間を活かし、前試合よりも少ない失策で戦った。

工藤主将は試合後、保護者への感謝や後輩へのメッセージを述べ、チームの熱意を示した。

選手たちは練習や昼休みでも努力し、次の試合に向けて精進する姿勢を見せた。

宮崎大宮、高かったシード校の壁 後輩には「感謝の大事さ伝えたい」

(18日、全国高校野球選手権宮崎大会3回戦 宮崎大宮0―7聖心ウルスラ)

 初戦は延長タイブレーク、2回戦は継続試合。勢いのまま宮崎大宮が聖心ウルスラに挑んだ。

 新チームは夏の大会まで公式戦で未勝利だった。進学校の短い練習時間を自分たちでメニューを考えて消化。打撃戦では私学のパワーには勝てないと、練習の9割を守備にあてたが、失策を重ねて試合に敗れるなど「結果が出ず、くじけそうになった」と工藤輝大主将(3年)は振り返る。

 それが、今大会は2試合で1失策。選手たちはこの日に向け、前日昼休みも動画を見て研究した。しかし、本番は違った。「相手の球が思ったより良かった」

 七回に安打と四球で見せ場もつくったが、シード校の壁は高かった。工藤主将は試合後、「保護者らに支えられ、ここまで来られた。周りへの感謝から生まれる熱い気持ちは負けない。後輩には感謝の大事さだけしっかり伝えます」と話した。(中島健)