橿原学院、完封負けで敗退 プロ注目右腕・沢辺孝良「4回までに取られた3点が悔しい」【高校野球奈良大会】

AI要約

橿原学院は奈良大付に完封負け。最速145キロの右腕沢辺孝良投手が11奪三振も力及ばず。

昨夏のベスト4から甲子園への悲願は果たせず。沢辺は今後の目標を語る。

身体づくりやメンタルトレーニングに取り組む一方、未来の大学野球での挑戦に意気込む。

橿原学院、完封負けで敗退 プロ注目右腕・沢辺孝良「4回までに取られた3点が悔しい」【高校野球奈良大会】

◇18日 第106回全国高校野球選手権奈良大会3回戦 橿原学院0―5奈良大付(橿原市・さとやくスタジアム)

 プロ注目の最速145キロ右腕・沢辺孝良(たから)投手(3年)を擁する橿原学院は、先発登板した奈良大付の岸本佑也遊撃手(3年)にわずか3安打、11奪三振に抑え込まれて、完封負けを喫した。

 「序盤、4回までに取られた3点が悔しい…。それで負けました」

 沢辺は法隆寺国際との1回戦に先発。9回途中まで投げて4失点ながらも、8回終了時点まではわずか3安打の無失点に封じていた。今回は先手を取られて苦闘。岸本に対しては「他の選手より強く投げました」と意地を見せて、5打数無安打の3三振に抑え込んだ。

 昨夏はベスト4。準決勝で優勝した智弁学園に敗れた。沢辺は最後の3イニングを1失点。その試合で感じたのは「これが全国レベルか」。そして、「このレベルにいけば甲子園に行ける」と考えて体づくりに励み、メンタルトレーニングにも取り組んだ。日常生活でも電車マナーを守るなど最後の夏へ全てを野球に結び付けた。しかし、学校の悲願である甲子園出場は果たせなかった。

 今後に向けては「これからは150キロを出すことが目標です。大学で野球をして、150キロを出せるようにしたいです」と話した。