「シンキングスピードがものすごく違った」城彰二が大岩Jのフランス戦ドローにシビアな視点「痛感したと思う」

AI要約

元日本代表FWの城昭二氏が、大岩ジャパンのフランス戦を振り返り、試合内容や選手のプレーについてコメントした。

フランスの地元開催による勢いや圧力に対抗しつつ、日本は様々な場面で対応力を見せ、引き分けに終えた。

城氏は、フランスの攻撃力や圧力に感心しつつ、日本代表チームが強豪国と対戦できたことに良い影響を期待している。

「シンキングスピードがものすごく違った」城彰二が大岩Jのフランス戦ドローにシビアな視点「痛感したと思う」

 元日本代表FWの城彰二氏が、自身のYouTubeチャンネルで大岩ジャパンのフランス戦について語った。

 五輪前最後のテストマッチは、1-1の引き分け。25分に藤田譲瑠チマが先制点を挙げたが、47分にマイケル・オリースに同点弾を決められた。

 試合を通じてフランスに押し込まれる時間が長かった。城氏は「フランスは地元開催なので、ものすごく勢いがありましたし、親善試合とは思えない入りを見せてきました」と振り返る。

「前半15分ぐらいまでは圧倒して、個の能力と前への推進力に関しては、チャンスを何度も作ってきていました」

 そのフランスの圧力に対し、日本は前半を無失点に抑える。相手のミスにも助けられた部分もあったが、城氏は「少しずつ対応できるようになった。この対応能力はすごく良かった」と感心する。

 藤田の得点も「落ち着きがあった」と評価する一方で、シビアな視点も忘れない。

「最後の最後、身体を投げ出したり、足を出したりとか、ディフェンス陣は非常に良かったと思いますが、攻撃陣に関しては、ちょっと考えてしまうと、すぐ相手に奪われてしまう。このへんのシンキングスピードが、ものすごく違ったんじゃないかなというのを痛感したと思います」

 また後半の失点に関しては、「入り方はすごく難しいですし、フランスも1点ビハインドでしっかりと取りに行かなければいけない。そういった圧力もあって、取り切るというのは、やはり強いなと。すごいチーム」と相手を称える。

 いずれにせよ、本番を前に強豪国と手合わせできたのは大きい。城氏も「この時期に対戦できたのは非常に良かった」と語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部