井上尚弥の幼なじみ元Jリーガー山口聖矢「やること限られる」東日本ライト級新人王2回戦出場

AI要約

プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥の幼なじみで元Jリーガーの山口聖矢が東日本新人王準決勝進出を目指し、接近戦の殴り合いを制して勝利を狙う。

山口は身長差や経験の差を乗り越えるため、接近戦とボディー攻撃を中心に戦略を練り、準備を整えている。

コンディション調整も順調で、減量もスムーズに進んでおり、前回の試合での経験を生かして臨む姿勢を見せている。

井上尚弥の幼なじみ元Jリーガー山口聖矢「やること限られる」東日本ライト級新人王2回戦出場

 プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)の幼なじみで元Jリーガーの山口聖矢(30=大橋)が接近戦の殴り合いを制し、で東日本新人王準決勝進出を狙う。

 18日、東京・後楽園ホールで開催される大橋ジム興行フェニックスバトル119大会で、本多俊介(24=E&Jカシアス)とのライト級新人王4回戦を控える。16日には東京・水道橋のイベント会場で行われた前日計量に出席。両者そろって200グラム少ない61・0キロで1発クリアした。

 顔を合わせる本多はプロ4勝(2KO)で身長182センチの長身。プロ2勝(1KO)で身長173センチの山口は「これまで自分よりも身長の高い選手とやってこなかったけれど、170センチ後半の選手やジムでも同じぐらいの身長の選手がいるのでスパーリングしてきた。今回やれることはやってきた」と手応えを示した。

 本多について「次の人は大きいし、ある程度の経験がある選手」と分析。その上で「僕ができるのは距離を詰めて打ち合うことしかないと思う。今回の方が自分がやることは限られている。ボクシングしても勝てない。いかに相手の嫌なことをやって詰めて殴れるか」とプランを明かした。

 幼なじみの井上からも「相手は経験、リーチ、身長がある。普通にボクシングやっても勝てないよ」とアドバイスされたという。山口の頭には接近、ボディー攻撃を中心とした手数の多い打ち合いがイメージされている。山口は「近くから、どれだけ殴れるかということですね。相手は大きい分だけ中に入られたら嫌だと思う」と気合を入れ直した。

 また今回は7~8キロほどの減量もスムーズにいったとし「前回の試合(5月)が終わってから翌週には練習再開していた。今回の減量は楽でした。揚げ物などむだなものは食べなかった」とコンディション調整にも手応えを示していた。