前回覇者の山陽や笠岡商 初戦突破 高校野球岡山大会4日目

AI要約

前回覇者の山陽、岡山工が初戦を突破し、各校の戦績が紹介された。

また、他の試合では完全試合や初号本塁打などの記録が生まれ、シード校も勝利を収めた。

第5日には2回戦8試合が行われる予定である。

1回戦では、山陽や岡山工などが辛勝した試合内容が詳細に紹介されている。

各校の選手の活躍や試合展開が記されており、勝負の行方が読み取れる。

2回戦では、理大付や光南が相手校を圧倒し、次のステージに進出した。

試合結果や主なプレーが述べられ、勝利の要因が示されている。

 第106回全国高校野球選手権岡山大会第3、4日は15、16の両日、倉敷マスカットスタジアムなど3球場で1、2回戦計12試合があり、前回覇者の山陽、岡山工などが初戦を突破した。

 1回戦では、山陽が反橋と田内の重盗で勝ち越し点を奪い、明誠学院に4―2。岡山工はタイブレークの延長十回に大橋が決勝打を放ち、好投手を擁する朝日を2―0で撃破した。天城の右腕森が吉備高原学園戦で7回参考記録ながら大会史上5人目(参考記録含む)の完全試合を達成。金光学園の小寺は岡山南戦で大会第1号本塁打を放った。2回戦はシード校の理大付、光南がともにコールド勝ちした。

 第5日の17日は3球場で2回戦8試合が行われる。

 ▽1回戦

明誠学院

001000100|2

00010300X|4

山陽

▽二塁打 柴田

 【評】山陽が辛勝した。1点を追う四回は守谷の左前適時打で同点。六回は平井、守田の連続適時打など4安打を集め3点を奪って勝ち越した。先発三宅は尻上がりに調子を上げ、2失点完投。

 明誠学院は三回に青木、柴田、岸本の3連打で先制。七回1死満塁から1点どまりだったのが痛かった。

方谷学舎

000002000|2

10003400X|8

西大寺

▽三塁打 徳本、立川

 【評】西大寺が10安打で快勝した。一回に立川の三塁打と山上の右前打で1点を先制し、4―2の六回は岩野、奥江、山上の適時打で一挙4得点。投げては竹中、正司の継投で反撃をかわした。

 方谷学舎は六回に牲川の2点打で追い上げたが、13三振、10残塁と好機を生かしきれなかった。

和気閑谷

103100300|8

110010013|7

一宮

▽二塁打 山下、小林、岡城2、大森▽暴投 嵯峨

 【評】計29安打の攻防を和気閑谷が際どく制した。三回に敵失と川西の犠飛、七回に中西と大饗の適時打などでそれぞれ3得点。九回は3番手の大饗が火消しした。

 一宮は九回に岡城らの3安打を集め1点差に迫った。走者と三塁コーチの接触で反撃機をふいにした五回がもったいない。

笠岡商

100112011|7

000000200|2

邑久

▽二塁打 大塚颯、秀坂、古賀、川田▽暴投 三嶋、小引絢

 【評】笠岡商は15安打で小刻みに加点した。一回に徳原の内野ゴロで先制し、四回は大塚颯、六回は坂本、山室巧の適時打などでリードを広げた。主戦三嶋は11安打を浴びながら2失点完投。

 邑久は七回に小引綾、宇野の連続適時打で2点を返したものの、流れは変えられなかった。

金光学園

031000100|5

000000000|0

岡山南

▽本塁打 小寺▽暴投 佐伯、袖岡哲

 【評】金光学園は二回に小寺の右越え先制ソロや勝楽の右前適時打などで3得点し、三、七回にも1点ずつ加点。先発佐伯は6回5安打無失点で、難波、妹尾への継投も決まった。

 岡山南は4番長尾が3安打と気を吐くも打線がつながらず、先発袖岡哲も試合をつくれなかった。

 ▽2回戦

理大付

0100330|7

0000000|0

津山

(七回コールド)

▽三塁打 鷹取▽二塁打 桜木、寺尾、豊村▽ボーク 森安

 【評】理大付は5回8奪三振の池本ら3左腕で無失点リレー。二回に鷹取の左越え適時三塁打で先制し、五回は桜木の適時二塁打、六回は前田の2点打などで加点した。

 津山は2年生左腕森安が序盤は好投しただけに、打線が四回1死一、三塁を生かしたかった。

光南

1100340|9

0010000|1

大安寺

(七回コールド)

▽三塁打 黒川▽二塁打 赤沢

 【評】光南は6犠打を絡め手堅く攻め、一回は赤沢、二回に中村が適時打。岡野が五、六回に2打席連続適時打を放つなど4安打3打点。先発村上は要所で三振を奪い、5回1失点にまとめた。

 大安寺は三回、黒川の右中間三塁打を足場に詰め寄ったが、終盤に四死球絡みで大量失点した。