【楽天】「2桁得点の次」呪い解けず12連敗 守護神・則本打たれ勝率5割に逆戻り 今江監督は救援陣責めず

AI要約

楽天は延長10回にサヨナラ負けし、12連敗となる。しかし、今江監督はチームの粘り強さを評価。

浅村の2ランなどでリードするも、逆転を許す展開。指揮官は投手陣の貢献を強調し、選手は雪辱を誓う。

打線の好調や選手の闘志から、明日の試合に意欲を見せる楽天。北海道でのカード勝ち越しを目指す。

【楽天】「2桁得点の次」呪い解けず12連敗 守護神・則本打たれ勝率5割に逆戻り 今江監督は救援陣責めず

◇16日 日本ハム5―4楽天(エスコンフィールド北海道)

 ”呪縛”を解くことはできなかった。楽天は4―4の同点で迎えた延長10回2死二塁から守護神の則本が日本ハム・田宮に適時二塁打を許して、サヨナラ負け。2桁得点を挙げた次の試合の連敗は「12」に伸び、勝率も5割に逆戻りした。しかし、試合後の今江監督の顔に悲壮感はなかった。

 「いい戦いを粘り強く今日もできていたし…。最終的には負けましたけどね。総力戦というところで切り替えて、明日いくしかない」

 2回に阿部の3号ソロで先制すると、6回には下半身のコンディション不良を抱える浅村が8号2ラン。しかし、7回に3番手の酒居が1点を返され、4番手のターリーがレイエスに逆転3ランを浴びた。ただ、酒居は中継ぎ陣の中心として登板数がかさんでいた。ターリーも後半戦に必要な選手だけに、指揮官は全く責めなかった。

 「あそこ(7回)は結果的にベンチがそういうふうに送り出したのでこちらの責任です」。直後の8回に村林の適時二塁打で同点に追いついたことを評価して、「打線はいい形で来ている」と語った。もちろん、選手には雪辱の思いがわき上がっており、痛恨の一打を許した則本は「明日、やり返します」。悔しい敗戦を糧にして、北海道でのカード勝ち越しを目指す。