【楽天】延長の末日本ハムにサヨナラ負け... 10回に田宮に則本打たれる 勝率は5割逆戻り＆連勝4で止まる 阿部3号、浅村8号も空砲

■プロ野球　日本ハム 5×－4 楽天　（延長10回）（16日　エスコンF）

楽天が日本ハムに延長10回の大接戦の末サヨナラ負け。勝率は5割に逆戻りし、今季最多の貯金2はお預け。連勝も4でストップした。

迎えた10回裏は7番手・則本昂大が登板。先頭の7番・奈良間に自らのグラブをかすめる内野安打を許すと8番・淺間の犠打で1死二塁。9番・松本剛はサードゴロに抑え2死。ここで途中出場の1番・田宮の打席を迎えると、センターへのサヨナラ打を浴びゲームセット。

則本は今季初黒星を喫した。

先発の内星龍は白星ならずも6回途中を4安打無失点に抑える。得点圏に走者を背負いながらも要所を締めた。救援は2番手・渡辺翔太が2死から預かった6回を抑えると、3番手・酒居知史は7回に2死まで抑えるも3番・郡司に適時打を放たれ降板。マウンドを預かった3番手・ターリーも4番・レイエスに逆転の3点弾を浴びた。9回は藤平尚真が満塁のピンチを背負いながらも無失点。

打線は2回に6番・阿部寿樹が好相性の日本ハム・山﨑福也から先制の3号ソロ弾を放つ。さらに6回には3番・辰己涼介が安打を放つと4番・浅村栄斗が今季8号となる2点弾を放ち3点目を挙げた。8回には村林一輝が一時同点となる適時二塁打を放っている。

楽天打線は1番ライト・小郷、2番レフト・中島、3番センター・辰己、4番DH・浅村、5番ファースト・フランコ、6番サード・阿部、7番セカンド・小深田、8番ショート・村林、9番キャッチャー・太田とオーダーを組んだ。

日本ハムの山﨑福也に対する初回の攻撃、1番・小郷が三遊間を抜ける安打で出塁。2死三塁の場面をつくるもあと一本が出なかった。

楽天の先発は内。前回登板の7月9日、ロッテ戦では6回途中を無失点に抑え今季4勝目を挙げた。

立ち上がり、2死から3番・郡司の打球をセカンド・小深田が悪送球で出塁を許すも4番・レイエスを抑えスリーアウト。

2回の攻撃、1死走者なしの場面、6番・阿部が高めに入った直球を捉えた打球はレフトスタンドへ。山﨑福也との「明治大学対決」を制し1点を先制した。

3回裏、1死から野村にセンターへの二塁打を許すと、2死から3番・郡司に強烈なライナーを放たれたが打球はサード・阿部の正面。同点のピンチをしのいだ。

4回の攻撃、2死から5番・フランコが右中間を真っ二つに割る二塁打を放つと続く6番・阿部は敬遠気味の四球で2死一、二塁。追加点のチャンスも7番・小深田は低めのフォークに手を出し空振り三振。

5回の攻撃は2死から1番・小郷がこの日2本目となる安打で出塁も得点につながらず。

そして6回の攻撃、3番・辰己が安打で出塁すると4番・浅村が直球をはじき返し、レフトスタンドへ今季8号の2点本塁打を放った。なおも満塁のチャンスを作ると先発・山﨑伊に代わり2番手・山本が登板。1番・小郷の当たりはセカンドの頭を惜しくも越えずスリーアウト。

その裏、2死一、二塁の場面で先発・内が降板。87球を投じ、4安打無失点に抑えた。2番手・渡辺は立ち上がり、7番・上川畑に代打で入った8番・水谷をサードゴロに抑え無失点で切り抜けた。

ゲームが再び動いた7回の守り。3番手・酒居が2死を奪うも3番・郡司に適時打を浴び失点。ここで3番手・ターリーにスイッチした。すると立ち上がり、4番・レイエスにレフトスタンドへ痛恨の逆転3点弾を浴びスコアは3ー4。内の5勝目が消えた。

しかし、直後の8回は楽天打線が奮起。日本ハムの3番手・杉浦から先頭の6番・阿部が安打を放つと7番・小深田の犠打でチャンスメーク。ここで8番・村林が適時二塁打を放ち同点に追いついた。

その裏は4番手・鈴木翔が三者凡退に抑えゲームは9回へ。

日本ハムの5番手・田中正義に対する9回表の攻撃は三者凡退に倒れる。

4ー4で迎えた9回裏は6番手・藤平が登板。立ち上がり、途中出場の1番・田宮にショートの頭上を越える安打を許すと、二盗を許し無死二塁。ここで2番・万波にフルカウントから四球を与えると続く3番・郡司の犠打、前の打席で本塁打を放っているレイエスへの敬遠で1死満塁。絶体絶命の場面も、5番・石井、6番・中島卓を抑え無失点でしのいだ。

延長10回表、日本ハムの6番手・池田を前に三者凡退を喫した。