【今中慎二の目】中日投手陣の巨人・浅野への攻め方に疑問「チームの方針だったのか、バッテリーの考えなのか…」

AI要約

東京ドームでの巨人対中日の試合で、19歳の浅野が活躍し、特にホームランを含む4安打を放つ活躍を見せた。

今中慎二評論家は、中日投手陣が浅野に対して変化球を使いすぎたことや、投球の高さに問題があったことを指摘している。

浅野は2試合で6安打を記録しており、今後の対戦でも注目される存在となっている。

【今中慎二の目】中日投手陣の巨人・浅野への攻め方に疑問「チームの方針だったのか、バッテリーの考えなのか…」

【今中慎二の目】◇24日 巨人6―2中日(東京ドーム)

 東京ドームの大歓声の中、お立ち台に上がった巨人・浅野のヒーローインタビューを聞きながら、中日スポーツ評論家の今中慎二さんは渋い表情を見せていた。

 先制の一発に始まり、もう少しでサイクルの4安打。高卒2年目の19歳に好き放題やられた格好の試合だった。

 「ホームランは抜けたカットボール。あれは”出合い頭”の一発だったと思う。でも、浅野には、ほどんど変化球だったよね。もっと真っすぐを使っても良かったかな、と思う」

 この日、中日投手陣が浅野に対した全23球のうちストレートは、柳が空振り三振に仕留め、唯一のアウトを取った1球を含めわずか5球。4安打はことごとく変化球を弾き返されたものだった。

 「チームの方針だったのか、バッテリーの考えなのか…。でも、変化球でいくなら、もっと低めに投げないと。下位ならまだしも、きょうの浅野は2番。あそこで四苦八苦していると当然、失点につながりますよ」

 前日も2安打されており、これで2戦合計6安打。「今後の対戦もある。そのへんは、しっかり洗い直さないとね」と今中さん。1勝1敗で迎える第3戦こそ、浅野のバットから快音を消したいものだ。