黒船来襲!ドゥカティは8耐で開国なるか? | 鈴鹿8耐2024 プレビュー

AI要約

今年の鈴鹿8耐には、イタリアのオートバイメーカー「ドゥカティ」が参戦。世界で活躍する最新マシンを日本に持ち込み、注目を集めている。

「Ducati Team KAGAYAMA」が「ドゥカティ・パニガーレV4R」を駆使し、最強体制のヤマハチームと激しい戦いを繰り広げている。

「Team KAGAYAMA」はかつて500cc世界チャンピオンやMoto2ライダーを起用するなど、常に話題を提供してきた実績がある。

黒船来襲!ドゥカティは8耐で開国なるか? | 鈴鹿8耐2024 プレビュー

オートバイ真夏の祭典「鈴鹿8時間耐久ロードレース」(通称、鈴鹿8耐)が今年もやってきます!年間シリーズであるFIM世界耐久選手権(以下、FIM EWC)を放送する「J SPORTS」はもちろん鈴鹿8耐も生中継。見どころが満載の鈴鹿8耐をいくつかの話題に絞ってプレビューしていきましょう。第1弾は「黒船、ドゥカティ」の参戦です。

イタリアのオートバイメーカー「ドゥカティ」の参戦は今年の国内オートバイレースに最も大きな話題を提供しています。ロードレース世界選手権MotoGP(グランプリ)でも、スーパーバイク世界選手権でも近年凄まじい強さを発揮している「ドゥカティ」はまさに今ホットなブランドと言えるでしょう。その勢いは世界選手権に留まらず、アジアや各国の国内選手権をも侵食中で、今年から日本の「MFJ全日本ロードレース選手権」でも最高峰JSB1000クラスにドゥカティが本格参戦を始めました。

これまで国内メーカーが主体だった全日本ロードレースにドゥカティのファクトリーマシン(ワークスマシン)が参戦。シーズン開幕前はその参戦体制やポテンシャルに懐疑的な意見も見られたのですが、シーズンが始まるや関係者やファンの印象は一変。最強体制を敷くヤマハワークスの「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」の2台と強烈な優勝争いを展開しているのです。

昨年までスーパーバイク世界選手権でアルバロ・バウティスタがライディングしていたチャンピオンマシン「ドゥカティ・パニガーレV4R」を日本に持ち込んだのは加賀山就臣監督率いる「Ducati Team KAGAYAMA」。まさに黒船襲来と言える衝撃でした。

「Team KAGAYAMA」はこれまでスズキのプライベーターとして鈴鹿8耐や全日本を盛り上げてきたチームです。500cc世界チャンピオンのレジェンド、ケビン・シュワンツの衝撃的なカムバックやMoto2ライダーの起用など、常にバイクレース業界に話題を提供してきたことでも知られています。