柔道家・阿部一二三、詩の強さのルーツに迫る『ファミリーヒストリー』=7.15よる

AI要約

柔道家・阿部一二三、阿部詩きょうだいの家族の歴史が追求されるNHK番組『ファミリーヒストリー』が放送される。

番組では、阿部きょうだいのルーツや家族の絆が明らかになり、二人の強さの秘密が明かされる。

父方と母方の家族の歴史、家族の支えが阿部きょうだいの成長と五輪への挑戦に大きな影響を与えている。

柔道家・阿部一二三、詩の強さのルーツに迫る『ファミリーヒストリー』=7.15よる

 7月15日(月・祝)19時30よりNHK総合で放送される『ファミリーヒストリー』に、パリ五輪で2大会連続の金メダルを狙う柔道家・阿部一二三、阿部詩きょうだいが出演する。

 同番組は、著名人の家族の歴史を本人に代わって徹底取材し、「アイデンティティ」、「家族の絆」を見つめるドキュメント番組。今回は阿部きょうだいのルーツに迫り、その強さの秘密が明かされる。

 まず、父方を辿ると、忍耐強さと気骨を持ち合わせた先祖の姿が浮かびあがる。曽祖父は、戦前には神戸でテーラーとして開業。厳しい競争の中、店を繁盛させていたことが判明する。負けん気の強さは祖父から父へ、そして一二三と詩へ。父は競泳で国体出場を果たしていた。

 母方のルーツは奄美大島。日本でも最高峰の絹織物の一つ「大島紬」を生産し、一族には相撲の強者もいた。祖父は、ラグビーや野球で活躍。ポジティブで切りかえの早いところは、一二三や詩も似ているそうだ。

 父は小学1年生から一二三と二人三脚でトレーニングをし、母はピンチの時にすぐに駆けつけた。家族の支えが2人の何よりの力で、五輪にも“チーム阿部”で挑むのだという。

 番組では随所で、一二三と詩が子供の頃の秘蔵映像を紹介。録音された両親の声から我が子へのまなざしが伝わる。終盤では、父が秘めた思いを告白。二人は涙を浮かべ、パリ五輪への決意を新たにする。

【阿部一二三 コメント】

 僕は結構プラス思考で、試合に負けても、落ち込んでいるのは当日くらいです。そのプラス思考やしんどいことを根気強く継続する気質は、やっぱり受け継いでいるなという気がしました。映像を見て新しい目標も出来たし、今後の人生で大切にしたいことも知ることが出来ました。

【阿部 詩 コメント】

 東京五輪の時には無観客試合で、会場で金メダルを両親の首にかけられなかった。その意味ではまだ夢はかなっていないんです。映像を見てパリではいち早くメダルをかけてあげよう、という覚悟が決まりました。