英雄的決勝弾のワトキンス 母親はソウル歌手

AI要約

イングランド代表がEURO2024準決勝でオランダ代表を2-1で下し、決勝進出を果たした。決勝弾を決めたのはアストン・ヴィラ所属のFWオリー・ワトキンスで、彼は母親によって応援されている。

ワトキンスの母親デルシ・メイさんはR&Bやダンス・ポップなどを歌うシンガーとして活動しており、ワトキンスも子供の頃から彼女のショーに連れて行かれていた。

母親の願いに応えたワトキンスは、歌唱力はなくても自慢の息子であることを示している。

英雄的決勝弾のワトキンス 母親はソウル歌手

 EURO2024準決勝にて、オランダ代表を2-1と破り決勝へとコマを進めたイングランド代表。1-1で迎えた後半アディショナルタイム、値千金の決勝弾を叩き込んだのがアストン・ヴィラ所属のFWオリー・ワトキンスだ。コール・パルマーからのパスを受け、コースのないところから枠をとらえたシュートは、点取り屋の嗅覚を感じさせる見事な一撃だった。

 この英雄的なゴールでスリーライオンズでの価値を証明したワトキンスだが、彼の出場を願って「息子をピッチに立たせてほしい」とTikTokに投稿した母親のデルシ・メイさんのことが話題となっているようだ。英『THE Sun』が伝えた。彼女は芸能活動をしており、モータウンのようなR&Bからソウル、軽快なダンス・ポップまでを歌いこなすシンガーなのだ。

 デルシ・メイさんはルビー・ワシントン名義で活動。YouTubeでも深みのある声で歌う彼女のパフォーマンスを見ることができるが、ワトキンスはそんな彼女のショーに、子供の頃からよく連れて行かれていたようだ。同紙によればこう語っている。

「小さい頃、兄と一緒に母のコンサートに連れていってもらっていた。母はクルーズ船で働いていたこともあって、家が留守になるときはよく行っていたんだ。歌唱力? そのことでは家族をがっかりさせてしまったかもしれない。母から受け継いだものの1つは、とても良い音楽の趣味だと思う」

「祖父はフランク・シナトラを、母はホイットニー・ヒューストンやブルース、ソウルなんかを聴いていた。僕もそういう音楽が大好きなんだよ」

 愛する母の願いに応えたワトキンス。歌唱力はなくとも、きっと自慢の息子であるに違いない。

※電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)第295号、7月15日配信の記事より転載