サウスゲート監督、EURO決勝の結果に関わらず続投か 後任候補にはポチェッティーノ氏の名前も…

AI要約

『ガーディアン』によると、イングランドサッカー協会はEURO2024決勝の結果に関わらず、現在の監督であるサウスゲートの続投を希望している。

イングランド代表はEURO2024で手堅い戦いを見せ、決勝進出を果たすものの、契約は12月に終了し、監督の将来が不透明な状況にある。

サウスゲート監督は過去の実績やFAの主要人物の支持を背景に、長期的な指揮官として評価されているが、今後の決断は不透明である。

サウスゲート監督、EURO決勝の結果に関わらず続投か 後任候補にはポチェッティーノ氏の名前も…

 イギリスメディアの『ガーディアン』などは12日、イングランドサッカー協会(FA)がEURO2024決勝の結果に関わらず、現在イングランド代表を率いるガレス・サウスゲート監督の続投を希望していると報じた。

 EURO2024でのイングランド代表は、手堅い戦いが批判に晒されながらも、勝負強さを発揮。グループステージを1勝2分で勝ち上がると、ラウンド16ではスロバキア代表に後半アディショナルタイムまでリードを許すも、土壇場で同点に追いつき、延長戦の末に勝利。準々決勝でもスイス代表に先制を許す展開となったが、ブカヨ・サカの得点で同点に追いつくと、PK戦までもつれ込む死闘を制した。準決勝のオランダ代表戦でも開始早々に先制を許す展開となったが、ハリー・ケインのPKで同点に追いつくと、後半終了間際の90分の得点で逆転勝利。数々の修羅場をくぐり抜けて、2大会連続の決勝進出を決めた。

 そんなイングランド代表を率いるサウスゲート監督とFAの契約は12月に終了し、同監督の将来に関する話し合いは大会終了まで保留されている。

  今回のEURO前には「イングランドが優勝できなければ辞任せざるを得ない」と語り、大会期間中は大きな批判を浴びてきたサウスゲート監督。だが、イングランド代表をFIFAワールドカップロシア2018でベスト4、FIFAワールドカップカタール2022でベスト8、EURO2020とEURO2024では決勝に導くなど一定の実績を挙げてきた。

 サウスゲート監督はFAのマーク・ブリンガムCEO(最高経営責任者)などFAの主要人物の支持を得ているとされ、FA内には同監督がFIFAワールドカップ2026までイングランド代表を率いることを希望する声があるという。

 一方、現時点でサウスゲート監督がどのような決断を下すかは不透明で、EURO2024決勝後にはFA内で監督人事について検討がなされる。そして、新監督を招へいする場合、ニューカッスルを率いるエディ・ハウ監督、グレアム・ポッター氏、マウリシオ・ポチェッティーノ氏の名前が候補に挙がっていると説明されている。