[MOM4764]鵬学園MF能勢翼(3年)_「奪い切る」役割のMFが活躍期すインハイ前に1得点

AI要約

能勢翼がゴールを決めて神栖ワールドユースフットボールの課題をクリアした。

能勢は奪い切る力を発揮し、良い形で結果を出すことを誓う。

インターハイ初出場に向けてチームは団結し、感謝の思いを忘れず全力で戦う。

[MOM4764]鵬学園MF能勢翼(3年)_「奪い切る」役割のMFが活躍期すインハイ前に1得点

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]

[7.14神栖ワールドユースフットボール予選リーグ 明秀日立高 1-1 鵬学園高 神栖市矢田部サッカー場]

「第1回神栖ワールドユースフットボール」で一つ課題をクリアした。鵬学園高(石川)MF能勢翼(3年=WyvernU15出身)は最近の課題が「ゴール前に入れないところ」だったという。だが、この日は後半立ち上がり、右クロスに対してゴール前まで詰めて先制ゴール。得意だというボレーシュートで豪快に決めた。

「積極的に狙って前入っていって、(山田)春斗がいい感じにそらしてくれたんで合わせるだけでした」と能勢。インターハイ予選決勝で貴重な同点ゴールを決めているが、ここまでプリンスリーグ北信越1部でのゴール数は1だ。

 この日、シャドーのポジションを務めた能勢は、自分の役割を「潰し切る。奪い切るってところです」と自覚。良い形で奪って攻撃に結ぶつけることを意識してプレーしているMFは、強度の高い明秀日立高との激しい攻防でも奪い切る力を見せていた。ただし、チャンスを作ること、またゴールを決めることもやっていかなければならない。「いいパスしたり、FWにチャンス作ってあげたり、守備もしっかり戻って……」と誓うインターハイ前に、一つ良い形で結果を出すことができた。

 自分の見て欲しいところは「アグレッシブなところ。キツイ時にも力出せるところ」だという。「(自分よりも)もっと、みんな凄いです」と言い切れる仲間たちと、能登半島地震後の半年間を乗り越えてきた。

 チームとしては例年よりも準備することができなかったが、歴史を塗り替えるインターハイ初出場。「みんながいい意味でまとまれたっていうのあります。(あと、)感謝を忘れない。そこで力が出てくると思います」。支えてくれる人々の存在が自分たちの、また能勢の力に。「忘れてる部分がいつもあるんで。いつも以上に感謝していました」という能勢は、その感謝の思いをインターハイでも全力で表現して戦い抜く。